ゆりやんレトリィバァが語る「『極悪女王』での青春の日々」――自分らしく生きていくことが芸人
――そんな憧れのハリウッドで、この人の作品に出たいという映画監督はいますか?
ゆりやん:スティーブン・スピルバーグ監督ですね。「E.T.2」にE.T.役として出たいです。
――ゆりやんさん自身も映画監督デビューされるとのことですが、目指す監督像は誰かいますか?
ゆりやん:やっぱり白石和彌監督です!リスペクト&リスペクトしているので。
――白石和彌監督とご一緒して、どのような部分をリスペクトされたのでしょうか。
ゆりやん:本当に全部が大好きなんです。最初は白石監督って呼んでたんですが、ある日ふと和彌監督って呼んでみたんです。突っ込まれるかなと思ったら「何?」って普通に言われて、そこから私は和彌監督と呼んでるんですけど。
和彌監督はお芝居中やリハーサル中もめっちゃ笑ってくれるんです。何か提案すると笑いながら「良いね!」って言ってくれたり。その笑い声がすごく好きで、みんなも和彌監督に笑ってもらうために頑張ろうとか、何したら監督が笑うだろうとか考えたりしてるんですよ。そんな風に笑いながら演出やセッティングをしてる姿が特に大好きですね。
――最後に、「極悪女王」を視聴する方にメッセージをお願いします。
ゆりやん:「極悪女王」の舞台は80年代で、女子プロレスの方々が日本に嵐を巻き起こした時代です。出演者のほとんどはその時代を生きていませんが、私たちも当時にタイムスリップしたと感じるほどの世界観が実際に作られていました。それこそダンプさんもセットや小道具を見て本物と変わりないと言ってたくらいに。「極悪女王」を観ている時ってその時代に飛び込んだような感覚になると思うので、この時代を知っている人はもちろん、知らない人にもぜひ体験してもらいたいです。安全に作られた楽しい作品ですが、極悪さは安心できないですよ!
PHOTOS:TAKUROH TOYAMA STYLING:MIKA ITO HAIR&MAKEUP:TOMOKO OKADA(TRON)