ボッテガ・ヴェネタのシャツは、職人技とリラックスしたシルエットで魅せる──春に使える白シャツの選び方
あらゆる形の”旅”からインスパイアを受けた今季。チェックやストライプなど定番の柄を用いつつながらも、トレンド感のあるリラックスしたシルエットを採用。職人技を感じるディテールに注目だ。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
シャツで感じる旅情と職人技
これまで、イタリアをテーマにコレクションを掘り下げてきたクリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジー。今季は”旅”にフォーカス。ビジネストリップから季節ごとに移動を繰り返す遊牧民まで、幅広く表現された。軸となるのは、やはりボッテガならではのクラフツマンシップ。シャツでいえば、レザーグッズに見られるボールドなステッチを施した物などはその最たるもの。都会で着ても、そのムードは存分に味わえるはずだ。 ■トップステッチ コットンシャツ 随所を太めの糸で仕上げたシャツ。襟や袖口のステッチワークが、ちょっとした遊び心を演出してくれる。ちなみにこのディティールはレザーグッズからインスピレーションを得たものを採用、話のタネにももってこいなのだ。シルエットはいたってスマートだが、ロングポイントかつ大ぶりの襟で顔周りをしっかりと引き立ててくれる。 ■ストライプ コットンシャツ トラッドな雰囲気のオックスフォードストライプシャツ。目の詰まった織地ゆえ、ガシガシ着て、洗いざらしの風合いを楽しめるシャツとなっている。ちなみにこの柄は今シーズン新たに仲間に加わったもの。シックなグレーなので、ややモードな着こなしに合わせてもすんなりと馴染む。胸ポケットの下にはロゴの刺繍が入り、さりげなく洒落心をアピールしている。 ■ダブルレイヤーシャツ ボディがダブルレイヤーとなったデザインで、いろんな着こなしが楽しめる一着。前を開けて羽織りものとして活躍するだけでなく、タックインしたときにショート丈のボクシーなシャツのようにも見え、独特のシルエットが楽しめる。1枚で着たときもロング丈のシャツとして存在感抜群。洗いをかけたシルクコットンの風合いが爽やかさを後押しする。 ■ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120-60-1966
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)