「日本は万博のネガティブな報道しすぎじゃないの」参加国のリアルな声 課題山積の万博 時間と戦う各国担当者
■「今の時代ならではの万博ができるかどうか」がポイントだと安藤優子さん
ジャーナリスト 安藤優子さん: それぞれ意匠を凝らしたタイプAパビリオンですが、それぞれの国が自分たちの個性を最大限発揮した建築物は本当に見るに値するものなんだろうと、この時点で本当に私は思いました。 ただ、何となく空気感として、まだまだ盛り上がりに欠けているところもあるじゃないですか。工期の遅れも言われてきましたし、メタンガス問題もそうだと思います。 それはやっぱり、かつて『万国博覧会を日本でやる。すごい。見に行かなくちゃ』という時代だった。 今、たくさんの人たちが実際に海外に出かけたり、個人がVRでもって各国の状況を見ることができるような状況にもなっているわけですよ。 そういう中で万国博覧会が持つ今までの歴史的な意味や盛り上がりと、今の時代はどう合っているのかというところが、私は疑問に思います。 今の時代ならではの万博ができるかどうかということだと思います
■参加国から聞かれた『ちょっと日本はネガティブな取材しすぎじゃない?報道しすぎじゃない?』の声
関西テレビ 加藤報道デスク: (国際会議の1日目を取材して)時間の捉え方が国によってさまざまです。 お国柄がどうしてもあるんだなと感じざるを得なかったです。 言われたのは『ちょっと日本はネガティブな取材しすぎじゃない?報道しすぎじゃない?』ということです。 私たち報道機関としては、やはり安全に楽しめるようなものであってほしいと思うので、課題があればしっかり伝えないといけないと思っています 万博は、各国の技術やメッセージが詰まった貴重な場所であることは間違いない。 あとは一つ一つ課題をクリアしていくことが求められる。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年6月26日放送)
関西テレビ