「お酒もおやつもOK」がんばらない『ゆるラン』中高年にオススメのやさしいランニング術
「食事制限はしたくない」 「キツいトレーニングはちょっと……」 「暑さを言い訳になまりきった身体をどうにかしたい!」 【写真】足の形でシューズを選ぶ!日本人に最も多いのは「エジプト型」 そんな人たちにおすすめしたいのが“ゆるラン”だ。
楽しくランして自然にやせる!
「ウォーキング以上ランニング未満のゆるい走り方で、楽しく続けるうちに自然と体重が減っていくランニングです。運動経験がない人や苦手な人にもおすすめ。コツをつかめば2、3か月で5キロ、10キロやせも夢じゃありません!」 そう語るのは、ランニングアドバイザーの三津家貴也さん。 「“ゆるラン”の極意は、脚のなかで最も大きいお尻の筋肉ともも裏を使って走ること。疲れにくくケガも防げます。ランニングにあまり興味のない人も、ぜひ、挑戦してほしいです」(三津家さん、以下同) お尻を使って走るとは、具体的にはどういうこと? 「基本的にランニングで使う筋肉はももの裏側とお尻で、ここがしっかりと使えていない人が多い。きれいなフォームで姿勢を正して走れば、お尻の筋肉で走ることができて、脚やせや、膝の痛みの解消につながります」 重要なのが姿勢改善。家でも簡単にできるトレーニング法を教えてもらった。 「運動が苦手な人は“基本の片脚立ち”がおすすめ。お尻に体重をのせる感覚を身につけることができたら、ウォーキングを20分。股関節を使ってお尻を持ち上げるイメージで歩いてください。 最初は短い時間でもOKです。歩くだけじゃ物足りなくなったら20分のうち、ゆるいランニングを5分組み込むなど、徐々に走る時間と距離を延ばして!」 実際に効果を実感している人たちは中高年の女性に多いという。 「30代後半から40代後半にかけての子育てが一段落した後、ダイエット目的でこのランニングを始める人が多い。数か月で5キロから10キロやせたという人が少なくありません」 楽しく続けるにはモチベーションづくりも大切だ。 「お気に入りのシューズやウエアをそろえたり、ランのあとで好きなスイーツを食べるのも、お酒を飲むのも自由。ゆるランでは、飲食の制限は絶対にやめてとアドバイスしています。我慢して走っても長続きしませんし、リバウンドする傾向にあります。できればラン仲間をつくって、笑顔でおしゃべりしながら走るのが一番続きます」