ヤクルト・丸山和郁、フェニックス・リーグで2安打放つも慢心なし!「アウトのなり方を突き詰めていきたい」
(みやざきフェニックス・リーグ、ヤクルト5―4韓国・斗山ベアーズ、17日、西都)ヤクルト・丸山和郁外野手(25)が「2番・右翼」で先発出場。六回の守備で交代するまで3打数2安打と、視察した高津臣吾監督(55)の前でアピールしたが、慢心はせず、現状の課題と向き合った。 「今シーズン失敗したことをまた来年に生かすために、こういう長い期間の実戦でやれているので、どう対応していくかのきっかけ作りというか、どうやっていけば、好結果になるのかを意識してやっています。やっぱり凡打の内容。今年は変化球で攻められて、引っ掛けてアウトになることがかなり多かった。きょうも得点圏でのバッティングの仕方であったり、もう少しいいアウトのなり方があると思いますし、そういうところを突き詰めていきたい」 一回1死の第1打席は強烈な打球を中前に放ち、四回2死の第3打席では右中間を破る三塁打。1軍戦であれば喜ぶべき結果だが、今は違う。3年目の今季は一時レギュラーをつかみかけたが不動のものとはできず、96試合で打率.241に終わっただけに、さらなるレベルアップを図っている。 高津監督は、今季1軍での出場が多かった若手選手に対して「彼らはこのフェニックスだけじゃなく、秋季キャンプも含めて一年間野球をやり続けなきゃいけない、成長していかなきゃいけない立場だと思っている。ずっと勉強ですし、ずっといろいろなことを身に付けていかないといけない。へばることなく、この一年に関してもそう、来年の一年にしてもそう。やり通してほしい」と求めた。 丸山和にとっても今オフは、来季レギュラーをつかむための重要な期間となる。「量や実戦経験、質はかなり必要になってくると思うので、長い間野球ができるのは、自分にとってプラスだと思うので、この期間を無駄にせず、実践できなかったことをしっかり練習して、また次の実戦で成功できるようにやっていきたい」。濃密な時間を過ごし、2025年シーズンは飛躍の一年としたい。