WS進出できなければ...第5戦の“続投采配”はまさに進退問題に!?「ロバーツは解雇通知にサインした」と米メディア注目
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦、ロバーツ監督の采配に批判が集中
現地メディアからも采配を疑問視する声が上がっている。 ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦のニューヨーク・メッツ対ロサンゼルス・ドジャースが現地10月18日(日本時間19日)、ニューヨークのシティ・フィールドで行なわれ、メッツが12対6で大勝。対戦成績はドジャースの3勝2敗となり、勝負は第6戦に持ち込まれたが、現地メディアはドジャースのデーブ・ロバーツ監督の投手起用をシリーズの行方を左右する重要なポイントとして取り上げている。 【動画】続投か交代か...問題とされた3回裏のフラハティの投球 話題となっているのは、先発ジャック・フラハティを続投させた3回の場面だ。初回にピート・アロンゾに先制3ランを浴びた右腕は、2回にも無死から二塁打を許すなど不安定な立ち上がりをみせていた。そして3回には、アロンゾ、ジェシー・ウィンカーに連続四球で無死一、二塁のピンチを招くと、6番スターリング・マルテに走者一掃の2点適時二塁打を浴び1-5に。その後もマウンドを託されたフラハティだが、さらに3本のタイムリーを許して、この回5失点のビッグイニングをメッツに献上してしまったのだ。 この采配には日米のファンからも非難の声が数多く寄せられていたが、現地記者も猛烈に批判。米放送局『ESPNロサンゼルス』に出演するブレイク・ハリス記者は「2点差の試合だった。ジャック・フラハティをマウンド上で死なせたのは許しがたいことだ」と綴り、フラハティを見殺しにした采配に怒りを隠せない。 一方米メディア『Fansided』は、「デーブ・ロバーツは第5戦でひどい誤算を犯し、自らの解雇通知にサインした」との記事を掲載。現地20日(日本時間21日)の第6戦に向けてブルペンの活力を保つことがロバーツ監督の最優先事項であり、「フラハティを残そうとしたのは戦略的なものだった」と認めたうえで、「第5戦を諦めたことでロバーツは自らの(チームの)打撃も諦めた。フラハティの投球に力がないことが明らかになった時点で、彼には何かできたはずだ」と好調の打線の反撃を信じ切れず、フラハティを続投させた采配を糾弾した。 さらに同メディアは、結果的にブルペンの主力リリーフ陣を温存できた一方で、第6戦は2戦目で打線が苦戦を強いられたショーン・マネエアとの対戦になることを危惧。「もしドジャースが第6戦に勝ってこの賭けが成功すれば、ロバーツは表彰台に上がって思う存分自慢できるだろう。しかし、彼はメッツにポジティブさと信念を注入しただけだ。それが彼に跳ね返ってきたとしても誰も驚かない。そして、ドジャースの上層部が彼にその代償を負わせるとしても、彼は驚かないだろう」として、今シリーズの結果次第では、ロバーツ監督の進退にも関わる重要なポイントになると指摘した。 構成●THE DIGEST編集部
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