藤井フミヤ:デビュー40周年を超えてファンとの絆はより強固に 2周目の47都道府県ツアーへ
――初めての47都道府県ツアーは、ファンにとってもうれしかったと思います。 【フミヤ】全国を回ってみて、本当に良かったと思う。アーティストとファンは、だいたい一緒に年齢を重ねていく。僕のファンは、今、子育てが一段落した人が多くて、またコンサートに戻ってきてくれている感じがあるんだよね。親子2世代で来てくれるファンも増えているし。 YouTubeやTikTokをきっかけに知って、「コンサートは初めてです」という若い子とか、昔チェッカーズに憧れて、「髪型を真似していた」という男性ファンもけっこう来てくれて。「地元に来るなら車で行ける距離だし行ってみよう」みたいな感じで来てくれた人も多かったみたい。 会場によっては、最後列までよく見える距離感で、ファンとのつながりを感じられてよかったよね。だから「できるうちにやっておこう」と思って。来年から全国ツアーを計画しているんだけれど、前回はスケジュールがタイトで大変だったから、今回はもう少し余裕をもってやりたいと思っている。日本って、けっこう広いんだよ(笑)。 ――次は、どんなコンサートに? 【フミヤ】詳細はこれから考えるけど、新しいアルバムのコンサートというわけではないので、「40th Anniversary Tour」のように、チェッカーズ、F-BLOOD、ソロから選曲する。必ず歌わないといけない曲もある。やっぱり、「TRUE LOVE」は外せないでしょう。ファンにとっては耳タコかもしれないけど、何度も聴くことが一つの勲章みたいなものだからね。 ――ライブ先で観光はしましたか? 【フミヤ】そのつもりではいたんだけど、ライブが終わったら次のライブまでに体調を整えることが優先だから前回はスケジュールもタイトだったので、それどころではなかった。でも、「行きたかった場所だから遠征する」というファンは多かったみたい。SNSで「きょうは○○でライブです」って発信すると、ファンがおすすめの店の情報を教えてくれて、それを見たファン同士がさらに情報交換して盛り上がったりしていた。昔はファンレターが主流だったけど、今はSNSでファンとやりとりできるし、ファン同士もつながって楽しんでいる。今の時代ならではだよね。 ――ところで、40年以上の音楽活動の中で、辞めたいと思ったことはありましたか? 【フミヤ】かつては50代くらいで引退かなと思っていた時期もあったけど、その年齢はとうに過ぎてしまったからね(笑)。実際に60歳になってみたら、「あと10年は続けたい」「歌えるところまで続けよう」という気持ちになった。先輩アーティストも皆そうだし、ステージに立ち続けることで心身の若さが保てているんだと思う。心が若くないと歌えない部分もあるし、2時間ちょっと歌い続ける体力もいるし。コンサートをやめたら一気に老け込んでしまう気がする。 ――次のツアーも期待しています!フミヤさんも広い日本を楽しんでくださいね。 【フミヤ】ありがとう。また長いツアーになるから、しっかり準備して、ツアーが始まったら風邪をひかないように体調をしっかり管理して頑張ります。ファンとつながりながら、全国を回っていくので、ぜひ遊びに来てください。 ■第1弾(2025年4~6月開催の計14公演)一般公式ホームページ先行(先着) 受付期間:11月16日(土)正午~ ※受付予定枚数に達し次第、早期に販売を終了する場合あり。 ※各種先行ですでにSOLD OUTの公演もあり。