「周りを笑顔にする」さくらジャパン・及川栞の笑顔と健康美の原点。キャリア最大の逆境乗り越えた“伝える”力
心と体の健康を維持する原動力は?
――幼少期はバレエやピアノもやっていたそうですが、他のスポーツがホッケーに生きていることはありますか? 及川:父が機械体操の選手で、その後、学校の教員として部活を教えていたんです。その影響で、私は小さい時から毎日ストレッチや開脚をしていたので、それがバレエに生きました。母から教わったホッケーと、父から教わったその柔軟性と、水泳をやっていた時に身についた肺活量などがバランスよく、ホッケーをやる上でのベースになったと思います。 ――「周りを笑顔にする」と言われる及川選手のポジティブさや、トレードマークとも言える笑顔は、どんなことが源になっているのですか? 及川:自分の好きなことをやれているからだと思います。ホッケーもそうですし、もともと美容が好きだったこともあって、美容業界の会社でもお仕事できていることも私の原動力です。好きなことを、やりがいを持ってできているから、常に笑顔で日々を楽しめるし、自分らしくいられると思います。それが周りから見て「楽しそうだね」と言われることにつながっているならうれしいですね。 ――普段は化粧品や理美容機器を扱うタカラベルモントの人事部に所属されていますが、どのようなお仕事をされているのですか? 及川:たとえば、私が今までホッケーを通じて経験してきたこと、自分の夢を諦めずに歩み続けてきたキャリアで大切にしていることを、美容学校の生徒さんたちに講演会で伝える活動をしています。2023年には、タカラベルモントのブランドでキャンペーンモデルも務めさせてもらったりもしました。ホッケーは炎天下で練習や試合をすることも多いので、新商品を使ってみたリアルな感想を伝えたり、商品の使い方について意見を交わす会議に参加したりもしています。 ――日々の健康やコンディション面では、どんなことを大切にしていますか? 及川:年齢を重ねる中でも、ケガがないことは自分の大きな強みですし、好きなことができるベースになっています。ケガをしない体づくりをするためには日々の積み重ねが大切で、毎日の食事やセルフケアを大切にして、痛みがあれば正直に向き合うようにしています。その上で、疲れをどれだけ早くリカバリーして次のトレーニングに備えるか。心と体が健康でなければ好きなことはできないと思うので、そのために必要なことは何かを考えながら取捨選択をするようにしています。 ――それが内面からにじみ出る健康美につながっているんですね。食事は、どんなものをよく食べますか? 及川:ご飯が大好きなので、白米は毎日よく食べていますね。 ――美容のこともよく発信されていますが、普段から意識されていることは? 及川:他の人よりも太陽を浴びているからこそ、毎日フェイスパックは欠かさず、よく水分補給をして新陳代謝を良くするようにしています。もともと汗かきなので、水は飲もうと意識しなくてもかなりの量を飲んでいると思います。あとは、サプリメントもうまく取り入れています。