本田有希子がワールドカップ総合優勝の快挙達成!10月の世界選手権に続き連勝 東京開催で最高の結果を残す
12月17日(火)から19日(木)の3日間で東京・有明コロシアムにて行われている『IFBB ワールドカップ』。18日(水)に行われたフィットモデルにて、日本代表の本田有希子(ほんだ・ゆきこ/32)選手が160cm以下級優勝、さらにその後のオーバーオール戦も優勝に輝いた。 【写真】本田有希子選手の優美なドレス姿
今年10月の世界フィットモデル選手権でも160cm以下級で優勝に輝いた本田選手。現世界女王としての強さを発揮し、国際大会で連勝となった。 ステージ後、本田選手は安心した表情で語ってくれた。 「10月の世界選手権が終わった後、少し燃え尽きた部分があって、モチベーションを保つのが大変でした。でも、最後まで調整をしっかりと続けられて、今回の優勝につながったのは本当にうれしいです」 世界選手権に引き続き結果を残せた要因について、本田選手は以下のように分析している。 「日本人が海外の選手と戦える部分は、ウエストの細さや全体のバランスだと思います。そこをさらに強調するために、上体やヒップを中心にコツコツと長年鍛えてきました。それが実を結んだのだと思います」 そんな本田選手には、特別なアイテムがあった。それは、フィットネス界で名を馳せる安井選手から贈られたイヤリングだ。 「このイヤリングはお守りのような存在です。世界選手権のときに安井友梨さんに頂いたものなんですが、今回も身に着けて挑みました。とても思い入れがありますね」 10月後半の世界選手権後に一度燃え尽きた本田選手が、約2カ月のブランクを経て再び立ち上がることができたのは、心身をしっかりと休めたからだという。 「最初は心も身体も疲れていて、何もやる気が起きませんでした。一旦、有酸素運動もトレーニングも全て休みました。でも、休んでいるうちに自然とまたやる気が戻ってきたんです」 フィットモデル競技について、本田選手は「身体だけではなく、トータルパッケージの美しさを競う競技」と話す。その魅力は、女性としての喜びや輝きを表現できることだという。 「この競技は女性ならではの輝ける舞台だと思っています。特にフィットモデルは、トレーニングを始めたばかりの方でも挑戦しやすいカテゴリーです。これを機に興味を持ってくれる方が増えてくれたらうれしいですね」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史