<飛躍の春に>20センバツ・倉敷商 部員紹介/9 森秀悟選手/高徳竜生選手 /岡山
◆文武両道目指す 森秀悟選手(2年) ◇自分のアピールポイントは? 眉毛映え 50メートル走6・1秒の俊足を生かした外野守備と走塁が武器。昨秋は打席数は少なかったが、4打数2安打1打点とバットでも期待に応えた。「まとめ役」になることも多く、仲間への助言なども忘れない。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 三つ年上の兄の影響で小学2年で野球を始め、同じ倉敷商の門をたたいた。今は寮生活のため離れて暮らしているが、兄は野球だけでなく学校のことなど何でも話し合える貴重な存在だ。 実家では母が作る回鍋肉(ホイコーロー)が楽しみ。「野球をさせてもらっている恩返しを」と文武両道を目指し、学業の成績でも学年上位に名を連ねる。この冬は体重増に取り組み、体が一回り大きくなった。「1打席を大事にチームに貢献したい」と出番に備える。【戸田紗友莉】 ◆勝負強さが特徴 高徳竜生選手(2年) ◇自分のアピールポイントは? ミート力 昨秋の県大会準決勝では代打で登場し、右翼への安打で好機を広げるなど、「勝負強さ」が特徴。打撃により磨きをかけようと、自宅での素振りを欠かさない。 試合に向かうバスの車中では音楽で集中力を高める。最近のお気に入りは人気バンド「King Gnu(キングヌー)」の「白日」。同じ外野手で中軸を打つ福島大輝選手(2年)とは幼なじみ。一緒に下校する20分の間に何でも話し合える間柄だが、「幼い頃から一緒なので負けたくない」。よきライバル関係でもある。 小学4年だった2012年夏、甲子園で倉敷商の雄姿を見てから抱き続けてきた夢の大舞台を前に、「力を発揮できるように一球一球フルスイングで臨みたい」と気合十分だ。【戸田紗友莉】