「予想外の判決」表情硬く マイナ保険証巡る訴訟の原告
「マイナ保険証」を巡る訴訟で、原告の訴えを退ける判決が言い渡された28日午後3時すぎ、東京地裁が入る建物から出てきた原告団長の須田昭夫さん(81)は「予想外の判決だ」と硬い表情で話した。 背後では関係者が「不当判決」と書かれた紙を掲げた。 同日夕に記者会見した須田さんは「原告団で話したが、発言した人はみな訴訟を継続すべきだと語った」と話し、控訴する意向を強調。マイナ保険証について「やたらと複雑なことをしてトラブルを増やしている」と批判した。 原告側弁護団長の喜田村洋一弁護士は「国の主張をそのまま入れ、われわれの主張には触れていない。言葉は悪いがお手軽判決だ」と指摘。「論理と事実をさらに積み重ね、高裁で頑張りたい」と意気込んだ。