マン・U新監督候補との噂も…ブレントフォード指揮官「ビッグクラブへ行けば幸せということもない」
ブレントフォードのトーマス・フランク監督が23日にイギリスメディア『the Sports Agents podcast』に出演し、自身の去就に対する見解を語った。 2018年10月にブレントフォードの指揮官に就任したフランク監督。当時チャンピオンシップ(イングランド2部相当)にいたクラブを2シーズン連続で昇格プレーオフに導くと、2020年にはプレミアリーグ初昇格に導いた。昇格後も世界最高峰のリーグにて3シーズン連続で残留を成功させ、その手腕は高く評価されてきた。 そんな51歳のデンマーク人指揮官だが、近年はその去就にも注目が集まることに。中でも、今季も12位と苦戦が続くマンチェスター・ユナイテッドがエリック・テン・ハーグ監督を解任した場合の後継者としてリストアップしていることが複数メディアで伝えられている。 しかし、本人は『the Sports Agents podcast』で「私はおそらく世界最高のクラブの1つにいる。議論はこれで終わり」と一刀両断。「連携、リーダーシップ、文化。すべてにおいて、なぜこの場所を離れなければいけないんだい?」とクラブ愛を強調している。 一方で、将来的にビッグクラブで指揮を執る可能性については「色々なことが起こり、新しいインスピレーションが欲しくなることもあるだろう」としながらも、「仮にビッグクラブからオファーを受けてそこに行くと決めたとしても、おそらく人生が良くなることはないだろう。それはみんな分かっているはずだ」とし、「挑戦する必要があるチャレンジかもしれないが、今の私が考えていることではない」と現時点でのビッグクラブ行きには否定的だと明かした。 なおブレントフォードを6年指揮するフランク監督は、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督に次いで、現在のプレミアリーグ2番目となる在籍年数を誇っている。 「今の地位に到達するまで、私は人生で多くを犠牲にしてきた。5年連続で子どもたちの誕生日を祝えなかったし、過去30年間、週に60~70時間働いてきたんだ」 「もしかしたら、今よりも良くなるかもしれない。それはわからないし、私はただ特定の監督の活躍を見ているだけだ。私はここで幸せだよ。将来に何が起こるかはそれ次第。我々はここから進んでいくよ」