生活道路の除排雪は追い付かず、青森県内で雪下ろし中の死者3人…積雪量は6地点で平年の3倍以上
青森県の宮下知事は6日の記者会見で、「1月末から2月中旬下旬までが最も雪が降る季節。これを乗り越えるために全庁態勢、全県態勢で(除排雪を)行わなければならない」と語った。
一方、青森市の西秀記市長は6日の記者会見で、市道の除排雪について、「仕事始めの6日までに完了させることも目標にしたが、旧青森市で約2割、旧浪岡町で約1割は未完了で終わってしまった。今後さらに力を入れて、早期の解消を図りたい」とした。
青森市中心部で126センチ
冬型の気圧配置と雪雲が青森県内上空に停滞した影響で、年末年始の県内は津軽地方を中心に連日大雪が降った。青森地方気象台によると、12月の上空の平均気温が平年より約3度低く、日本海の海面水温が1~3度高かったことから、雲が水蒸気を多く含み雪雲が発達したとみられる。
気象庁のデータによると、6日午前0時~午後3時に観測された最深積雪は青森市中心部で126センチ、弘前と五所川原で101センチなどとなり、県内16の観測地点のうち6地点で平年の3倍以上だった。また、平川市碇ヶ関で93センチ、むつ市脇野沢で45センチとなり、平年の2倍以上を観測した。
7日以降も雪は降るものの、年末年始よりは少ない見通し。