「まだまだ足りないものがある」土壇場で涙、4年ぶりJ2逃す…来季もJ3の松本が声明「この悔しい気持ちを来年以降の成果に」
松本山雅FCは7日、J3残留にあたって声明を発表した。 今シーズンの明治安田J3リーグを4位で終えた松本。J2昇格プレーオフに進むと、ホームで迎えた準決勝は福島ユナイテッドFCとの一戦を1-1のドローで終え、上位アドバンテージで決勝へ勝ち上がった。 7日にはカターレ富山と運命の決勝戦。安永玲央、樋口大輝のゴールにより2点リードで折り返したが、80分に1点を返されると、後半アディショナルタイムにも失点。土壇場で追いつかれ、年間順位が上位の富山がJ2復帰を叶えた。 4年ぶりのJ2まであと一歩届かなかった松本。株式会社松本山雅の代表取締役社長を務める小澤修一氏がクラブを通じてコメントしている。 「日頃より松本山雅FCに対して熱いご支援をいただき、誠にありがとうございます。3年目となったJ3リーグからの昇格を必達目標に掲げ、スローガンの『ツヨクナル』という言葉の通り成長と成果を求めた2024シーズン。自分たちの在りたい姿を追求し、2年目を迎えた霜田監督の指揮のもと挑戦を続けて参りました」 「長いシーズンの中、上手くいかない時期や、勝ち切れない試合が続いた時期もありました。しかしながら、苦しみ、あがき、挑戦し続ける姿勢がチームに変化と成長をもたらした終盤戦、5連勝でシーズンを終え、ホームで開催することができたプレーオフ準決勝を突破し、決勝の舞台までたどり着くことができました」 「今年もリーグ戦のホームゲームは平均で8489名と、本当にたくさんの方に足をお運びいただきました。また、アウェイの地でも本日の富山戦に象徴されるようにどこに行ってもホームゲームのような圧巻の雰囲気を創っていただいた皆様には本当に感謝しかありません」 「『どんなときでも俺たちはここにいる』そのメッセージの通り、苦しい時期も、嬉しい瞬間も、常に全力でサポートしていただける皆様と共に、さまざまな想いを共有しながらチャレンジを続けて参りましたが、本当に最後。僅かに力が及ばず残念ながらJ2昇格という目標には手が届きませんでした」 「ただ、この僅かな差が大きな差となって表れてしまう。それが私たちが挑戦しているこのJリーグという舞台でもあります。大事な試合に勝ち切り、昇格という結果を掴み取るためには、まだまだ足りないものがある、まだまだ成長しなければならない。この悔しい気持ちを来年以降の成果に必ず結び付けなければなりません」 「Jリーグを取り巻く環境は大きく変化をしております。変えてはならないものはしっかりと継承していく。ただし、変えなくてはならないものは覚悟を持ち決断をして変えていく」 「信州から世界へ。まずはJ2、そしてその先へ続く夢に向かってこれまでも、そしてこれからも変わらずに地域に根差し、未来への夢を描き、感動を共有しながら皆様とともにチャレンジを続けて参りたいと思います」 「あらためまして、本年度も多大なるご支援、ご声援をいただいた全てのステークホルダーの皆様に感謝を申し上げます。ピッチで味わった悔しさはピッチの結果でしか晴らすことは出来ません。この悔しさを晴らすべく覚悟と野心を持って取り組んで参りますので引き続き、松本山雅の活動にご支援、ご声援、共創のほど、よろしくお願い申し上げます」
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