【バレー】女子日本代表、古賀紗理那29得点も強豪ブラジルにフルセットの末、惜敗 VNL
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024中国大会は28日、中国のマカオで予選ラウンド第2週第1戦の試合が行われ、日本は世界ランク2位のブラジルと対戦。フルセットにもつれ込むが惜敗した。日本はこれで2敗目となり、通算成績を3勝2敗とした。 日本のスターティングメンバーは、岩崎こよみ、林琴奈、古賀紗理那(主将)、石川真佑、山田二千華、荒木彩花、リベロ・福留慧美。ディグリベロに福留を入れ、レセプションリベロを小島満菜美でスタート。荒木は今大会初スタメン。 第1セット、立ち上がりから荒木のクイック、ブロックなどで連続得点し、5-1と日本がリード。古賀、石川らの得点で12-8としたところでブラジルがタイムアウト。その後、ブラジルはじわじわと追い上げ16-16と同点に。3連続得点で18-20と逆転される。しかし、日本も粘りを見せ、林、古賀の攻撃で3連続得点で再逆転し、21-20。終盤はデュースにもつれ込むが、最後は途中出場の渡邊彩のブロックと石川の2本のスパイクで日本が26-24と先取した。 第2セット、山田に代えて渡邊を入れてスタート。ガビの2連続サービスエースなどでブラジルがリードし、5-2。日本は林、古賀らの攻撃で7-6と逆転する。その後、一進一退の攻防に。渡邊のブロード、石川の2連続得点で17-16とするが、終盤はブラジルの4連続得点で24-20とセットポイントを握られる。しかし、ここから日本は古賀と途中出場の宮部藍梨のブロックなどで4連続得点でデュースに持ち込む。最後は荒木のサーブがアウトになり、ガビに決められて24-26と惜しくもセットを落とした。 第3セット、宮部を入れてスタート。その宮部が決めて3-3、競り合いから古賀の活躍で9-5と日本がリード。その後も日本が石川の連続得点などで引き離し、18-10と大量リードを奪う。セット後半からブラジルが追い上げ、23-19。日本は古賀のアタックでセットポイントを握り、最後はその古賀がサービスエースを決めて、25-19でセットを取り返した。 第4セット、中盤まで一進一退の攻防となる。その後ブラジルのブロックが機能し、4連続得点で15-13。日本も一度追いつくが、終盤でガビが奮起し、再び点差を離される。古賀のバックアタックで20-24まで粘るも、最後はタイーザに決められ、20-25でセットを落とし、フルセットに突入する。 第5セット、ブラジルの両ミドルが機能し、リードを奪われる。石川の攻撃がブロックされて3-7とされ、日本がタイムアウト。日本は黒後愛、関菜々巳を投入し、何とか打開しようとするもブラジルの勢いが止められない。終盤、ブラジルにマッチポイントを握られてから荒木がブロックを止めて11-14と粘るが、最後は石川のスパイクがアウトになり、11-15でセットを落とし、惜しくもフルセットで敗れた。 古賀は両チーム最多の29得点(内、サーブ2、ブロック1)でガビの24得点(内、サーブ3)を上回ったが、勝利には届かなかった。 次戦は30日、日本時間17時からフランスと対戦する。