三浦監督の“構想外”…?DeNAの戦力外候補(4)かつてのレギュラーが“大失速”で
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフの戦力外通告が懸念される横浜DeNAベイスターズの選手を紹介したい。
神里和毅
・投打:右投左打 ・身長/体重:179cm/86kg ・生年月日:1994年1月17日 ・経歴:糸満高 - 中央大 - 日本生命 ・ドラフト:2017年ドラフト2位 ここ数年で存在感が薄くなっている神里和毅は、今オフが危ぶまれる1人だろう。 日本生命では社会人野球日本代表に選出され、その後はドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団。俊足巧打の外野手として期待されていた。 その期待通り、プロ1年目から「7番・右翼」で開幕スタメンに名を連ねると、同年4月12日の巨人戦ではプロ初アーチとなる先頭打者ホームランを記録。 ただ、8月に右足甲の骨折で離脱し、同年は86試合の出場で打率.251、5本塁打、21打点、15盗塁の成績で終えた。 翌2019年はさらに成績を伸ばし、123試合の出場で打率.279、6本塁打、35打点、15盗塁をマーク。同年は中堅のレギュラー格として、走攻守に渡り活躍した。 だが、翌2020年は梶谷隆幸(現:巨人)に中堅の座を奪われると、2021年から昨季までは3年連続で打率1割台という結果に。近年は代走などでの出場が増え、スタメン起用は減っている。 今季は出場機会が大幅に減り、6月下旬からはファームでのプレーが続いた。9月10日の阪神戦では、相手先発の青柳晃洋を得意としていることもあってスタメン起用されたが、結果を出すことはできず。 9月21日に再び青柳と対戦した際はヒットを記録したものの、一軍では25試合の出場で打率.130(23打数3安打)、2盗塁に終わった。 現在、チームでは外野手が飽和状態。さらに若手の台頭も相まって、神里は追い込まれている状況だ。
ベースボールチャンネル編集部