ウクライナ戦地が「観光地」に…訪問外国人が年間400万人 旅行会社がツアー商品も
韓国メディア、アジア経済は28日「戦争を見に来た…ウクライナの戦争観光に集まる人々」の見出しで「ロシアと戦争中のウクライナに観光客が急増している」と報じた。 【写真】首都キーウ中心部の大通り フランスの通信社AFPの記事などを引用し「昨年、ウクライナを訪問した外国人は400万人にのぼる。この中で、観光客が少なくないという。戦争初期の22年に比べて2倍程度訪問客が増加した」と伝えた。また「世界中で、戦争犯罪現場を訪れる旅行パッケージを運用する会社だけでも10社を超える」とも触れた。 「ウクライナ南部ツアーは3300ユーロ(約53万円)で販売する旅行会社も登場した」との内容で、スペインから戦地を観光した23歳男性のインタビューを紹介した。男は「家族に反対されたが飛行機でモルドバまで行き、18時間、汽車に乗ってウクライナに到着した」といい「戦争地域に来てみたのは今回が初めて。少し怖いのは事実だが、来てみなければ絶対に分からない」と話したという。 AFPは「ウクライナ観光当局は戦争の歴史的教訓を広く知らせるための方策として『戦争観光』を肯定的に評価している」とし、ウクライナ観光開発庁のマリアナ・オレスキー委員長のコメントを紹介した。同委員長は「戦争でウクライナに対する関心が高まった。戦争観光産業は成長するしかない」と話したという。