ペットを飼いたいのですが、ペット可能の賃貸が少なく困っています…。ペット不可の賃貸物件が多いのはどうしてですか?
ペットの存在が、癒しや心の支えになっている方は少なくないはずです。また、これからペットを迎え入れることを検討している方もいるでしょう。 その際に懸念点の1つになり得るのが、住居の問題です。賃貸ではペット不可の物件が多く、ペット可の賃貸物件は数が少ないのが現状です。そこで、本記事ではペット不可の物件が多い理由について解説します。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
ペット不可の賃貸物件が多い理由
ペット不可の賃貸物件が多い理由を以下にまとめました。 ・傷や汚れ、においなどが残る恐れがあるから ・鳴き声による騒音トラブルの可能性 ・動物アレルギーの住民に配慮するため ・動物が苦手な入居者に配慮するため 建物内に動物が入ることで、室内や共用部分などに傷や汚れ、においなどがつく恐れがあります。どれだけ注意していても、可能性をゼロにするのは難しいでしょう。傷や汚れ、においなどは物件の価値を下げる要因になりかねないため、ペットの飼育を不可にしているケースは多いです。 ペットを飼育していない入居者の安全や、快適な生活を守るためにペットの飼育を不可としている賃貸物件は少なくありません。 また、物件の管理責任者としてはペット可の物件であるだけで、トラブル対応などの業務が増える可能性があるのです。管理者側が快適に物件や入居者を管理するためにも、多くの賃貸物件ではペットの飼育が不可とされています。
ペット可物件の家賃相場
賃貸物件の家賃は、主に以下の要素によって決定されます。 ・物件の構造 ・築年数 ・立地条件 ・間取り ・設備 ・周辺物件の家賃相場 上記に加え、ペット飼育の可不可も家賃を決定するうえでの重要な要素となります。基本的にペット可の物件の方が、ペット不可の物件よりも家賃が割高であり、10~20%ほど相場よりも高く設定されるのが一般的です。 株式会社リクルートが運営するサイト「SUUMO」によると、東京都の新宿区では、ワンルームマンションの家賃相場は11万円とされています。仮にペット可の物件が10~20%ほど相場よりも高く家賃が設定されるなら、相場は12万1000円から13万2000円程度になるでしょう。 ただし、物件の家賃はペット飼育の可不可も含めて、複数の要素を総合的にみて判断されます。つまり、物件や周囲の環境などによっては、上記の相場を大きく下回る家賃のペット可物件も存在するでしょう。