「舞浜勢がどんどんユニバに移動してるだと?」どうしてもコレは言わせて!「今」のディズニーに足りないもの
2024年も残りわずか。クリスマスに年末カウントダウンと、東京ディズニーリゾートの中でもとりわけ人気の高いシーズンが今年もやってきた。冬ディズニー独特の「ロマンティックなムード」を愛してやまないファンは多く、たとえチケット料金が値上がりしても、その人気が落ち込む気配はまだまだなさそうだ。 この記事の他の画像を見る 一方で、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、最近のテーマパーク事情についてこう述べる。 「テーマエンターテインメント協会(TEA)が行った調査によると、世界のテーマパーク来園者数ランキング(2023年データ)で日本のユニバーサルスタジオジャパンが第3位にランクインしています。 入場者数で東京ディズニーランドを抜き去ったユニバーサルスタジオジャパンの魅力は、『徹底的なマーケティングによるニーズの追求と、徹底的にニーズに応える姿勢』と言えるのではないでしょうか。『ディズニーの素晴らしさはもちろん認めているが、勢いならユニバ!』と言う人が増えている秘密はそこにあるのかもしれませんね」 今回は、30年来ディープな「東京ディズニーランド(TDR)」ファンだったという女性に取材。最近になって「ユニバーサルスタジオジャパン(ユニバ)」派に「乗り換え」たというが、その理由について話を聞いた。 「物心ついた時から、親に連れられてディズニーに通っていました。ザ・中流家庭に育ちましたが、親が年間パス(年パス)を買ってくれていたんです。親に聞いてみたら、当時の年パスは6万円くらいだったと思うと言ってましたね」 こう話すのは、37歳の塩野谷ゆめかさん(仮名)。北関東にお住まいの2児の母である。 「チケット代が高くなったとか、年パスが廃止になって残念過ぎるとか、ディズニーに関するその手の文句はよく聞きますけれど、私は満足できるなら、『各種値上げ』は仕方ないと思ってます。少なくとも私は、値上げや価格高騰が原因でディズニーと距離を置くようになったんじゃありません」 ゆめかさんは1年ほど前、生まれて初めてユニバに「遠征」して衝撃を受けてから、すっかり「ユニバ派」に転向したのだという。 「ウチからは凄く遠いけど、昔、TDRに感じたような温かさがユニバにはありました...」 最初にユニバに衝撃を受けたのは「キャスト(従業員)」の質だった、とゆめかさん。 「初めてユニバに行った日、私と子供たちがさりげない感じの『おそろコーデ』をしていたんですね。すると、複数のキャストさんがそのことに気づいて、ちやほやしてくれて驚きました。昔のディズニーはこんな感じだったなと、つい遠い目になっちゃって...」 かつてのTDRでは、そこで購入して付けているカチューシャや、子どものブリンセスのドレスに気づいたキャストが、よく話しかけてきてくれたのだという。 「褒めてほしいとか構ってほしいとかっていうんじゃないんですよ。コミュニケーションが取れて心が和むというか…それに『気にしてくれている』というのが嬉しいんですよね」 ゆめかさんが前回、TDRに出かけたのは、初めてユニバに行く直前だったそうで… 「ディズニーランドとユニバに1か月差くらいで行ったので、自然に『いちいち比較』してしまいました。ディズニーのキャストは私語をしている人も何組か見てしまいましたし、わからないことを聞いた時、『わかりません、すみません』と答えるだけのキャストもいてがっかりしたんです」 ユニバで同じような状況になった時は、「わかる者に聞きますね!」と、別のキャストに問い合わせしてまでその場で疑問を解消してくれたのだそうだ。 「何でも言うことを聞いてほしいとか、そういうことを言ってるんじゃないんです。少なくともユニバでは『絶対にゲストを幸せにしたい、楽しませたい』っていう気迫をキャストから感じるんです!」 アトラクションや食事などを楽しむ前から、すっかり「ユニバ派転向」を予感したというゆめかさん。 「でも、アトラクションを利用し、いろんなサービスを知るうち、ユニバ人気が高い理由がさらによくわかりましたね。またすぐにでも来たい! とはっきり思いました」 長年のTDRオタクだったゆめかさんを唸らせたユニバの施設やシステム、そしてゆめかさんがどうしても復活してほしいTDRの「あるサービス」についても後編にて詳報する。 取材・文/中小林亜紀 写真/Getty Images
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