【東海4場新春展望・津ボート】大会連覇を狙う井口佳典 新田雄史は抜群の安定感
東海地区のボートレース4場では恒例の正月シリーズが開催される。津は12月31日から1月5日。津は井口佳典が主役を務める。 地元の三重勢を中心に強豪が顔を揃えた。中心となるのは住之江GPシリーズからの転戦となる井口佳典と新田雄史、豊田健士郎。井口は大会連覇を狙う。2024年の優勝はこの1回だが、10月びわこG2秩父宮妃記念杯、11月尼崎G1ダイヤモンドカップ優出と調子を上げてきた。 新田も2年連続でダービー出場。抜群の安定感で年間8優出5V。児島G2MB大賞を制して来年3月の若松SGクラシック出場を確定させた。 若手では吉川貴仁も台頭著しい。今年は戸田ダービーでSG初出場。1号艇で敗れた昨年の雪辱を果たしたい。坂口周、春園功太、松尾充もV争いに加わってくる。 【注目選手】豊田健士郎(28=三重・115期) 三重支部の次世代エースの座を着々と固めている。2025年前期適用勝率で自身2回目の7点台をマーク。年間を通じてハイレベルなレースを続けて、一般戦中心に大暴れ。13優出で実に9Vと圧倒的な決定力も見せており、獲得賞金もすでに昨年を超えてキャリアベストの水準に到達。年末の住之江グランプリシリーズでは2回目のSG出場、初勝利の水神祭も行った。 25年はこれまで4優出にとどまっている特別戦でも地力強化をアピールしたいところだ。通算7Vを誇る地元ならロケットスタートへの期待も高まる。一昨年に続く正月シリーズ制覇を狙ってスピード戦を展開する。
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