19歳「女子大生ビキニ選手」が作り上げた「若さ全開はつらつボディ」 コンテストで優勝しながらも「学生の本分は学業です」と両立
今や全国各地で様々な団体がボディコンテストを開催しており、学生などの若年層の競技挑戦も増えてきている。ボディコンテスト団体『サマー・スタイル・アワード』で優勝経験のある小亀なつみ(こがめ・なつみ/19)さんもその一人で、大学1年生の今年、初めてコンテストに挑戦した。そんな小亀さんが筋トレを始めたきっかけは、中学時代に敢行した「1日500kcal」の危険なダイエットだった!? 【写真】19歳・小亀なつみさんの「若さ全開」はつらつボディ
小亀さんが筋トレを始めたのは高校1年生のときで、中学3年時にコロナ禍で運動不足となり体重が10㎏以上増えてしまったことがきっかけだった。 「部活動でソフトボールをやっていたのですが、コロナ禍で中止になり、ダイエットして、リバウンドして、ダイエットしてという流れを繰り返してどんどん太っていきました(笑)」 当時のダイエット内容は育ち盛りの中高生にとっては地獄のようなメニューだった。「朝はスムージー、昼は給食のパン半分と牛乳1本、夜は小鉢のおかずのみで1日500kcal程度しか食べていませんでした」。ダイエットに関する適切な知識が当時はなく、誤った方法で危険なダイエットをしていた小亀さん。 その後、高校1年時にジムでトレーニングを開始した。大きな筋肉を中心にスクワットなどで鍛え、ジムにあるマシンもぐるぐる回って鍛えていたという。高校2、3年時は学業等で忙しく思うように筋トレができなかったが、大学に入り、再度筋トレを開始した。 現在の小亀さんの筋トレは背中・肩・脚の3分割。特に注力しているのはスクワットとデッドリフトだと言い、特にスクワットについては「初めは脚だけを鍛える種目だと思っていたけど、スクワットをやり込んでいくことで他の種目の重量も上がってきました」と語る。 「学生は学業が最優先」と優先順位をしっかりつけてボディコンテストや筋トレに励む小亀さん。同じように学生でボディコンテストに挑戦してみようと思っている人に向けたアドバイスを聞いた。 「コンテストに出るのに、完璧な身体ではなくても大丈夫だと思います。それより、『とりあえず出てみる』ことの方が大事なのかなと思ったりします。また、筋トレに関しても日常生活の延長にあるような意識で気負いすぎずに取り組むといいんじゃないかと思います!」 「もっと筋肉をつけてから」コンテストに出ようとすると、なかなか挑戦しずらくなる。それよりは「何とかなるから出てみよう」くらい、気軽に挑戦してみてもいいかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:夏目英明