「ヤンキースはプレーオフ出場チーム中8位か9位」 見下すドジャースのベテラン選手に“ご意見番”が苦言
スポーツ専門局「ESPN」のバスター・オルニー記者が自身のポッドキャスト「ベースボール・トゥナイト」で、一部のドジャースの選手に対して辛らつなコメントをした。ベテランのクリス・テーラーやジョー・ケリーがワールドシリーズ(WS)敗者のヤンキースに対して、挑発的な発言をしていたからだ。 【写真あり】過去の大物FA選手「もし全員一緒に市場に出たら最も価値があるのは誰?」大谷を抑えて1位に輝いたのは… テーラーは「ブリーチャーレポート」の番組の中で、WS第5戦の5回裏のヤンキースの守備について「みんな心の中で思っていたことだが、ヤンキースは完全に自滅した。彼らは焦っていた。1つのミスが次のミスを生み……。僕たちはその時点でボールを打ち返すだけで良かった」と見下すように話した。 また、ケリーは他のポッドキャストでヤンキースを「怠慢」と酷評。「毎試合同じだった。最初からミスマッチだった。プレーオフ出場チームをランク付けするなら、8位か9位だろう。パドレスが上だし、フィリーズも上だ。メッツもブレーブスも上だ。ガーディアンズもひどい試合をしたけど、それでもガーディアンズの方が守備は良いし全体的に良い野球をしていた」と言い切った。 ベテランのオルニー記者はこういった態度に苦言を呈す。「これだけは言える。もしヤンキースが勝っていたら、アーロン・ジャッジはドジャースを侮辱するようなことはしなかった。ジャンカルロ・スタントンもそうだし、アンソニー・ボルピーだってあり得ない。テーラーは素晴らしいキャリアを築いている。世界でもトップクラスの選手の一人だ。彼やその他少数のドジャースの選手たちは、自分たちがどれだけ難しいスポーツをしているのか理解しているはずだ。それなのに、こんなことを言うなんて彼ららしくない。なぜ、素晴らしいワールドシリーズ優勝の栄光を堂々と味わわないのか?」 オルニー記者はスポーツマンシップを説いている。スポーツでは、勝者も敗者もお互いを尊重することで、競技そのものの価値を高められる。敗者を軽んじる行為は、競技や人間関係全体を損ねる。敗北を経験したヤンキースに対し、思いやりや敬意を持って接するべきだというのである。個人の失敗を批判せず、前向きな言葉で励ます。そうすることで、自分自身の品格も高められる。60歳のベテラン記者はご意見番として苦言を呈した。