総勢100人、圧巻のステージ 神村学園吹奏楽部が奄美公演 地元中学校との共演も
学校法人神村学園(鹿児島県いちき串木野市)の中等部・高等部吹奏楽部による奄美特別演奏会が23日、奄美市名瀬の奄美川商ホールであった。島内3中学校との合同演奏やマーチングステージもあり、活気あふれるパフォーマンスで観客を楽しませた。 同部が奄美で演奏会を開くのは約20年ぶり。学園のPRや音楽を通した交流などが目的で、総勢100人の部員が出演した。会場には約1500人が訪れた。 第1部はマーチ「スパイラルタワー」で開幕し、「ドラゴンの年」やポップスメドレーなどを披露。名瀬、朝日、龍南の3中学校が出演した第2部では「島唄」「宝島」を合同で演奏し、息の合ったメロディーを奏でた。 第3部は神村学園によるマーチングステージ。一糸乱れぬ圧巻のパフォーマンスで観客を魅了した。最後は出演者全員による合奏・合唱「翼をください」。感動の舞台に会場からは大きな拍手が鳴り響いた。
島の人たちの応援に感謝
神村学園吹奏楽部の演奏会には奄美出身の部員5人も出演した。高等部3年で副部長の川内那菜さんは「島の人の温かい目線や掛け声、指笛が印象に残り楽しかった。雨の中来てくださった人たちに感謝している。15年間過ごした島に、自分たちがつくり上げた音楽を響かせようという気持ちで演奏した」と振り返った。