元世界11位セバストワが母としてのツアー復帰戦に勝利「今でもトップ100やトップ10の選手たちと戦えることを証明したい」 [トランシルバニア・オープン／テニス]

「トランシルバニア・オープン」（ルーマニア・クルジュ ナポカ）で2回戦に進出したアナスタシア・セバストワ（ラトビア）（Getty Images）

　WTAツアー公式戦「トランシルバニア・オープン」（WTA250／ルーマニア・クルジュ ナポカ／2月5～11日／賞金総額26万7082ドル／室内ハードコート）の女子シングルス1回戦で、元世界ランク11位のアナスタシア・セバストワ（ラトビア）がワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したアンドレア・ミトゥ（ルーマニア）を6-2 6-3で下して母としてのツアー復帰戦を勝利で飾った。 ～トランシルバニア・オープンで母としてのツアー復帰戦を勝利で飾った元世界11位のセバストワ選手～ 　立ち上がりから4ゲーム連取と好スタートを切って第1セットを先取したセバストワは第2セット5-2から一度だけサービスダウンを喫したが、次のゲームをブレークして1時間29分で試合を締めくくった。 　試合後のオンコートインタビューで出産してから試合での感覚がどのように変わったか聞かれたセバストワは、「すべて同じよ。まったく変わっていないわ」と答えた。 「私は自分がいいテニスを披露できると感じている。時間はかかるでしょうね。ふたたび競い合っていくためにはもう少し大会に出場していく必要があるけど、自分が今でもトップ100やトップ10の選手たちと戦えることを証明したいわ」 　2018年USオープン準決勝進出者でツアー4勝を挙げているセバストワは2022年12月に第一子となる娘を出産し、昨年11月末からWTA125Kシリーズ2大会で8強入りしてカムバックの過程を始めていた。 「私の目標？　グランドスラム大会で優勝して世界ナンバーワンになることかしら。いや、ただの冗談よ」 　セバストワは次のラウンドで、ディフェンディング・チャンピオンのタマラ・コルパッチ（ドイツ）を6-4 7-6(3)で破って勝ち上がった第6シードのエリナ・アバネシアン（ロシア）と対戦する。 　そのほかの試合では第2シードのタチアナ・マリア（ドイツ）、カロリーナ・プリスコバ（チェコ）、ジャクリーン・クリスティアン（ルーマニア）に加え、ハリエット・ダート（イギリス）、アリゼ・コルネ（フランス）、エリカ・アンドレエワ（ロシア）の予選勝者3人が2回戦に駒を進めた。