佐々木朗希がすでに米国上陸 ポスティング申請完了 メジャー球団との面談に向けて極秘渡米判明 ドジャース、パドレスなどが候補か
ロッテからポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が極秘渡米していることが9日(日本時間10日)、分かった。関係者が明かした。 ロッテはこの日、ポスティングシステムの申請が完了し、大リーグに受理されたことを発表。今回の佐々木の渡米は米東部時間10日午前8時(同10日午後10時)から始まるメジャー球団との面談のためで、来年1月23日午後5時(同24日午前7時)まで45日間の交渉に臨む。 ポスティングシステムの現行制度では、25歳未満かプロ6年目未満の海外選手はマイナー契約しか認められず、契約金も国際ボーナスプールで上限が定められている。大谷が日本ハムから同制度を使ってエンゼルスへ移籍した時と同様、マイナーでプレーすることなく、メジャーに昇格した場合でも最低保証年俸の76万ドル(約1億1400万円)しか手にすることができない。 佐々木の移籍先としては、大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースと、ダルビッシュ有、松井裕樹両投手のパドレスが有力視。そのほかには鈴木誠也選手と今永昇太投手のカブス、千賀滉大投手がいるメッツ、さらにはレンジャーズやジャイアンツなどが候補に挙がっている。 大リーグの球団幹部や関係者、代理人らが一堂に会するウインターミーティングがこの日からスタート。注目度の高い佐々木についてドジャースのロバーツ監督は「何も話せない。申請されたことは聞いているが、非常に才能がある」と多くを語ろうとしなかったのに対し、パドレスのシルト監督は「佐々木にとってこの組織は本当にいい場所だと思う」と切り出し、生活環境や球場の雰囲気の良さなどを猛アピールした。