マカオ税関、着衣や靴の中に隠す手口の密輸出事案1週間で12件摘発…大量の中古スマホやCPUなど発見
マカオ税関(マカオ税関)は8月1日、前月(6月)25日から31日までの1週間にマカオと外地との主要な陸路の玄関口となる2つのイミグレーション施設(關閘及び青茂)の税関検査場で着衣や靴の中に隠す手口の密輸事案を12件摘発したと発表。 発見に至った密輸品の内訳は中古スマートフォン186台、CPU36個、ハードディスク30個で、すべてマカオから中国本土への密輸出事案だったとのこと。 いずれも無申告で持ち出しを企図し、税関検査場の申告物なしレーンを通過した際の歩き方や風貌に不自然な点があったことから呼び止め、ボディスキャナーなどを使って詳細調査したところ、密輸品の発見に至ったという。
上述の12件の密輸事案に関与した12人はマカオ居民及び中国本土居民(22~75歳)で、税関では全員を最高5万パタカ(約93万円)の罰金が課せられる対外貿易法違反で起訴済みとした。 目下、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2024」が展開中。税関でも水際における警戒を強化して臨んでおり、市民に対して物品の出入りに関する法令の遵守、また報酬を得て違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に関与することがないよう累次の呼びかけを行っている。