きのこは冷凍で旨みアップ!グラタンやトースト、マリネなど活用レシピ8つとおいしさが変わる組み合わせ3パターン
秋の味覚・きのこは、食物繊維はもちろん、ビタミンB群やビタミンDなどの栄養素も豊富。免疫力向上の効果も期待でき、ヘルシー食材として注目度が高まっています。さらにちょっとした工夫でおいしさ、栄養、保存性がアップ。きのこのポテンシャルを最大限に引き出す新レシピ集です! 【写真】えのきたけ×しめじを組み合わせて冷凍。ほか、冷凍きのこのメニュー満載!
※レシピはすべて、冷凍したきのこを凍ったまま使用しています。
きのこを冷凍すると栄養素を吸収しやすく味も染みこむ
冷凍することで細胞壁が壊れ、栄養素を吸収しやすくなる。旨み成分が溶け出しておいしさもアップ。さらに味が染み込みやすくなるため時短調理が可能に。 「きのこに含まれる食物繊維“β-グルカン”には、免疫機能を整え、コレステロール値や中性脂肪を下げるという効果が報告されています」と、管理栄養士・フードコーディネーターの渥美まゆ美さん。使いやすく、保存性も高まるので、冷凍や乾燥でストックしておくのがおすすめだという。 「毎日の食事に加えれば不足しがちな栄養を手軽に補えます」
冷凍きのこは組み合わせでおいしさが変わる!
きのこは石づきを切ってほぐす。えのきたけ、エリンギは食べやすい長さに切る。マッシュルームは半分または4等分に切る。半量ずつを目安に組み合わせ、冷凍する。 ◆【A】えのきたけ×しめじ 冷凍しても食感が損なわれにくく、旨みのアップも感じやすい組み合わせ。比較的味わいが淡泊なので、幅広い料理に合わせやすい。 ◆【B】ひらたけ×エリンギ 食べ応えがあり、かさ増し食材としても、もってこい。異なる食感が楽しめる。 ◆【C】マッシュルーム×まいたけ ソース代わりになるほど旨みの強いきのこの組み合わせ。味わいに奥行きが加わる。
【A】の【えのき×しめじ】で作るレシピ
◆「きのこのポン酢マリネ」のレシピ 味つけはポン酢だけ。唐辛子がアクセント。 《作り方》(2人分) 【1】フライパンにオリーブオイル大さじ2、すりおろしにんにく小さじ1、種を除いた赤唐辛子1本を熱する。【A】200gを加え、中火でしんなりとするまで炒める。 【2】【1】にポン酢しょうゆ大さじ2を加え、汁気がなくなるまで炒めて器に盛り、刻んだイタリアンパセリ適量を散らす。 ◆「きのこと卵の袋煮」のレシピ 揚げから旨みがジュワッと染み出す。 《作り方》(2人分) 【1】油揚げ2枚は油抜きをして半分に切り、開いて袋状にする。さやいんげん4本はへたを落とし、長さを半分に切る。【2】【1】の油揚げに【A】40gを等分に詰め、卵4個をそれぞれ割り入れて口をつまようじで閉じる。 【3】鍋に【2】、さやいんげん、だし汁1カップ、しょうゆ・みりん各大さじ2、砂糖大さじ1を入れて10~15分中火で煮る。