米中古住宅仮契約指数、10月は前月比2.0%上昇 3カ月続伸
[27日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が27日発表した10月の中古住宅販売仮契約指数は前月比2.0%伸びて77.4となった。3カ月連続の上昇となり、今年3月以来の水準に回復した。ロイターがまとめた市場予想は2.0%低下だった。前年同月比では5.4%上昇した。 住宅ローン金利は高い水準で推移しているものの、販売物件の在庫が積み上がったことに加え、雇用市場が堅調に推移していることが全体を押し上げた。 地域別でも4地域全てで前月比、前年同月比でいずれも上昇した。 NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「約2年にわたって住宅販売は低迷したが、購入の機運が高まりつつある」と述べた。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを決めたにもかかわらず、住宅ローン金利が緩やかに上昇しているとした上で「そのような中でも、より多くの消費者が中古住宅取引に参加している」と指摘した。