大阪府・松井知事が定例会見1月10日(全文1)景気は気から、具体的にする
大阪府の松井一郎知事が10日午後2時から定例会見を行った。 ※【**00:32:45】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】松井一郎・大阪府知事が定例会見(2018年1月10日)」に対応しております。
大阪府地震・津波災害対策訓練の実施について
司会:それでは定例記者会見を始めさせていただきます。まず初めに知事から説明があります。よろしくお願いします。 松井:まずは大阪府地震・津波災害対策訓練の実施についてです。来週の17日に市町村、防災関係機関のご協力をいただいて、地震・津波災害対策訓練を実施いたします。阪神・淡路大震災から今年で23年目を迎えます。この大震災の教訓を風化させることなく南海トラフ巨大地震など、今後の災害対策に備えていきます。 今回の訓練は休日の午前9時半に南海トラフを震源とするマグニチュード9.1の地震が発生、府域で震度6強の揺れがあり、3分後に大津波警報が発表されたという想定です。午前中に災害対策本部会議を開催し、私が本部長として指揮を執ります。冒頭に私から府民の皆さんに避難を呼び掛ける緊急メッセージを発信します。大阪湾沿岸の大阪市長、阪南市長、岬町長とテレビ会議でつなぎ、被害および住民の避難状況についてご報告をいただきます。なお、この本部会議にはオール大阪での災害に対応するために主要な防災関係機関にもご出席いただきます。また、今回の訓練は休日を想定していることから、地震発災直後から大阪府の防災拠点および市町村庁舎に自動参集をし、初動体制の迅速な確立と情報収集の対応に当たる緊急防災推進員の参集訓練も行います。そのほか、各部局で大阪府庁の業務継続計画の検証などを行います。府民の皆さんにも万が一の災害に備えて、この機会に避難ルートや家庭内の食料備蓄など再点検をしてください。
次に、吉本興業との連携による新たな認知症予防プログラムについてです。大阪精神医療センターでは平成27年度から枚方市と連携して、運動や栄養指導、認知機能のトレーニングを取り入れた包括的認知症予防プログラム、こころとからだ生き生き教室を実施してきました。このたび吉本興業に参画いただき、吉本新喜劇の団員が記憶力などの認知機能を高める要素を取り入れたミニコントやゲームを展開する特別プログラムなどを追加実施いたします。プログラムの終了時には認知機能テストを行い、事業の有効性について科学的に検証します。このような取り組みは日本では初めてということです。大阪らしい、笑いと運動、脳機能トレーニングを融合した新しい認知症予防プログラムの開発、実践することでより高い効果が得られることを期待しています。