大阪府・松井知事が定例会見1月10日(全文1)景気は気から、具体的にする
今年の抱負
日本経済新聞:【ヒャク******* 00:06:41】なんですが、今年初めての定例記者会見です。あらためて抱負といいますか、どういう所感を。 松井:いや、今年、1月4日の大阪の号令会以降、多くの経済界の皆さんとお会いしていますけど、皆さんおっしゃるのは雰囲気良くなってきたということを言っていただいています。景気は気からというのもありますけど。それを確実に具体的なものにすると。もう確実に大阪の経済が成長する、その仕組みと、それからさまざまなイベントを含めた取り組みを、これを現実のものにするための1年だと思っています。 1つはもちろん11月には万博、これを大阪の新しい産業を興す大きな目標でありますから、1つの核になると思っているし、そしてもう1つはIR。これも少し時間かかりましたけども、この通常国会では基本法において1年をめどに実施法を提出をするということになっていますから、政府としてね、各法で。だから時間は1年以上経過していますけど、1年をめどということですから、この通常国会では、これは必ず成立をさせていただけると思っているし、成立ができれば、これは世界のIRの事業者、これはもう、皆さんもご承知のように一番興味を持っていただいているのは大阪ですから、これはもうすごく大きな投資を具体的に提案をいただいていますから、このIRで年間約6000億から7000億の経済効果といわれていますからね。これをまずきちっと形にしていきたいと思っています。 それでここまで、今、雰囲気良くなってきたと皆さんおっしゃっていただく中で、よく言われるのは、やっぱり府市一体になるというのはこういうことなんやなと、もう経済界の皆さん、言ってくれています。それは成長のためのインフラなんていうのも、去年、僕と吉村市長で、もう鉄道、高速道路、この30年動かなかった成長のためのインフラを動かしましたから。これをあとは着実に実行していくと。工期を考えれば10年ぐらいかかりますけど、これをもう途中でなんやかんやと府市がもめることでこの工事が止まってしまうような、そういう不安定なものにしないと。これが、まさに広域行政の一元化、都構想です。これをやっぱり、もう制度として二度と広域を、二重行政化しないという形をぜひ今年、住民の皆さんの理解を得て、賛同を得て、大阪都構想を現実のものとするレールに乗せたいと、こう思っています。 日本経済新聞:ありがとうございます。幹事社からは以上です。 【連載】大阪府・松井一郎知事が定例会見2018年1月10日 全文2へ続く