「D&D」前田拳太郎、“昭和の刑事”に憧れる牧野役に共感「寺島進さんは父のよう」
地域医療が破綻の危機にひんしている街を舞台に、病院再建を期待された医者(“D”octor)・紙子良(藤木直人)と組織に忖度(そんたく)しないベテラン刑事(“D”etective)・弓削文平(寺島進)のバディの活躍を描く「D&D ~医者と刑事の捜査線~」。 社会のセーフティーネットからこぼれ落ちてしまった人々が起こす事件と、その背景にある人間ドラマに医者と刑事それぞれの立場で向き合って難事件を解き明かしていく、完全オリジナル脚本のヒューマンミステリードラマだ。 そんな今作で、“昭和の刑事(デカ)”弓削に憧れを抱いている部下・牧野真二役の前田拳太郎(劇団EXILE)さんにインタビュー。牧野の役どころをはじめ、主演の藤木さんや寺島さんの印象、撮影の裏話などを聞いた。さらに、俳優として大忙しの日々をおくる前田さんが大切にしていることなども…。
――最初に今作の台本を読んだ時の印象はいかがでしたか? 「紙子先生は医者、弓削さんは刑事と職業は違いますが、それぞれから仕事に対する信念が感じられ、次第に思いが交わっていくのがすてきだなと。そして、事件のからくりも毎回面白く、“犯人はこの人かな。あれ、違う?”というように、展開が二転三転していくのも魅力の一つに感じました」 ――事件に令和ならではの要素が多く、フィクションでありながらリアルさを感じます。 「不思議な気持ちになりますよね。僕自身は経験したことがないことばかりですが、近くでこういうことが起きていそう…と思うリアルな題材が多くて。また、事件を通して、今後生きていく上で知識になることも得られると思います」 ――シリアスなシーンも多い中、牧野が登場することで癒やされる視聴者の方も多いのではないでしょうか。 「ありがとうございます! 牧野は素直で仕事に対する熱量があり、弓削さんのような“昭和の刑事”に憧れている刑事です。そして、おっしゃっていただいたように、牧野が登場することで皆さんをホッと癒やせたらいいなと思っていて。思わず応援したくなるような、何事もひたむきに一生懸命頑張る姿を見せていきたいです」