ダイヤモンドカット仕上げのアルミホイールの補修が可能になった!「HBC system ダイヤモンドカットホイールレストアシステム」とは?
ダイヤモンドカットホイールという、やたらとキラキラ光るアルミホイールをご存じだろうか?
その名の通りダイヤモンドチップを使って加工するのだが、現在その修理についてはどこでもできるというわけではないのが実情だ。そこで、日本で初めて「HBC system」のダイヤモンドカットリペアマシンを導入した香川県のHBCシステムジャパンを訪れてダイヤモンドカットホイールリペアを取材した。
アルミホイールのダイヤモンドカット仕上げとは、ダイヤモンドチップを使用して表面加工をすること。それにより、ホイール表面に反射する光が特定のパターンで反射し、独特の輝きや光沢が生まれ高級感溢れるホイールになる。 ただし、この加工プロセスは技術的に高度で、専門の機器と熟練した職人が必要。また、ホイールのデザインや耐久性に影響を与えることがあるため、適切な取り扱いが必要となる。
もちろん、これまでもダイヤモンドカットホイールのリペア、レストアは行われているが、専用の設備がないために大型のCNC旋盤とダイヤモンドチップを持っているワークショップに限られている。
取材させていただいた香川県高松市にワークショップを構える四国工房はホイールのリペア、レストアのエキスパート。「HBCシステムジャパン」としてデンマークにあるアルミホイールリペア専用マシンのメーカー「HBC system」の輸入総代理店で、「HBC system」のマシンを使用してホイールリペアを行う日本初のプロショップだ。
一口にアルミホイールのリペアと言っても、以下のようにさまざまな種類がある。
1.傷や擦り傷の修復 軽度な傷や擦り傷を磨いて修復する。 2.へこみや変形の修正 へこみや変形。それらを修正するためには専門的技術を要する。 3.ペイント ペイントされたホイールは修復作業の後ペイントして仕上げる。 4.カスタムペイント ユーザーの希望に応じて、オリジナルデザインやカラーチェンジに対応する。
精密なカットマシンで”ガリ傷”を正確にリペアする
ダイヤモンドカットホイール専用の「HBC systemダイヤモンドカットマシン」は、専用設計されたマシンで、装備されているソフトウエアはスピーディかつ正確にホイール形状の計測を行う。また加工精度は0.015ミリ単位の精密さで、ホイール切削量を最小限にすることが可能だ。これらにより最高品質の仕上げと圧倒的な短納期を可能にした最先端のリペアを実現している。