賢い買い物を!物価高でも「健康的な食生活」続けるための5つのヒント
ここ数年、生活費高騰のニュースが絶えない。食品価格の値上がりに関しては、記録的なインフレが続くイギリス。今のところ、改善の兆しは見えそうにもない……。 【写真】節約したい人必見!お金を払う価値がない「ヘルシーフード4選」 こうした物価上昇は、健康的な食事と体の健康管理を怠ることなく、お金を節約しようとしている人たちにとって「圧力」でしかないもの。低所得者や中所得者層にとっては、なおさら容易なことじゃない。 事実、生鮮食品やパントリーに常備する食材(通常なら比較的安価なもの)は、私たちのお財布にもっとも負担をかけているものとして挙げられており、予算内で自分の食生活に合った栄養価の高い食品を見つけることが、ますます難しくなっている。イギリス版ウィメンズからみていこう。
予算内で健康的な食生活を続けるには?
現状、食品の価格は下がりそうにないので簡単な答えはないけれど、知識と経験が豊富な栄養士たちに話を聞いたところ、イギリス版ウィメンズヘルスは買いものや料理、食品保存をする上で新たなコツを発見することができた。 というわけで今回は、低予算で賢く買いものし、健康的な食事を続けていくための5のアドバイスをご紹介。これらのヒントを、「生活費に優しい新ルール」と捉えて実践してみてほしい。
1. 視点を変えて、一番お手頃なものを探す
「基本的には、より安価な商品が顧客の目の高さの位置に陳列されているとは限りません。棚の上下もよく見渡してください」と話すのは、管理栄養士のタイ・イビトエ。 とはいえ、多くの人は多忙な生活を送っているため、いつもスーパーを歩き回って一番安い商品を探す時間があるわけじゃない。幸いにも、オンラインで食品を購入すれば、瞬時にお得な商品を見つけることが可能になる。 「一部のスーパーのウェブサイトでは、安い値段のものから順に食品を表示させたり、価格で絞り込んで検索する方法があります」とタイ。 タイいわく、オンラインで大量注文するのも手。お米やパスタなどの常備品は、まとめて買うことでより安く購入できるから。
2. シンプルでヘルシーな食材の調理法を学ぶ
食費を抑えて健康的な食事をするなら、ベーシックな食材を使うことが一番。 「乾燥レンズ豆なんてつまらないと思うかもしれませんが」と話すのは、『Vegan Savvy:An Expert's Guide to Nutrition on a Plant Based Diet』の著者、アズミナ・ゴビンジ。 でも、レンズ豆はいろんな料理に使える素晴らしい食材でしかない。「スープやシチュー、ダールカレーのベースにレンズ豆を使うのです」とアズミナ。 買えないものより、買えるものに目を向けること。それが、新しいレシピを生み出す鍵。 「食パン2枚と卵2個で、1ポンドもかかりません。シード(種子)を加えてインド風のフレンチトーストに変身させたら、おいしい軽食が楽しめますよね」とアズミナ。「フレンチトーストなら、一番安価なパンでも、ちょっと硬くなったパンでも作れますよ」 そこでアズミナは、多様なシードや穀物をパントリーに保存しておくことを勧めている。「どんな料理にも歯ごたえや彩り、栄養を手っ取り早く加えられる便利な方法です」