賢い買い物を!物価高でも「健康的な食生活」続けるための5つのヒント
3. プライベートブランドの商品を選ぶ
「今こそ、スーパーのプライベートブランド(自社ブランド)の商品を選ぶときです」とアズミナ。 「ダウンシフティング(Downshifting)」は、イギリスで有名なお金の節約の達人、マーティン・ルイスが承認するショッピング戦略で、高級ブランド商品の見栄えや描写の誘惑に影響を受けないようにするためのもの。 次に買いものをする際は、普段購入している商品より一段階価格が低いメーカーのものを選んでみて、味の違いを試してみて。然程違いがなければ、より値段が高い方を選ぶ理由なんてある? アズミナいわく、プライベートブランドの商品だからといって、健康効果や栄養が落ちることはない。 「栄養に関して言えば、価格が高い商品とほぼ変わらない傾向にあります」とアズミナ。
4. コストをかけずに1週間の食事に多様性を加える
年代や健康の目標にかかわらず、誰もが「多様性に富む食事をすること」を目指すべき。 「食事に“多様性”が重要なのは、摂取する自然食品の多様性が広いほど、体に供給される栄養素のバリエーションも広がるからです」とタイ。 多様性に富む食事って具体的には? 腸の健康の第一人者であるミーガン・ロッシ博士やティム・スペクター教授を含め、栄養士や腸の専門家の多くが週に30種類の植物性食品を食べるように推奨している。 値上がりが続く状況下で、食品の多様性を増やすためにより多くの食材を購入するなんて、さらに負担がかかるかもしれない。 そこでタイが提案するのは、主食の食材で斬新な料理を作ること。「必需品(米、パン、豆類、牛乳など)を購入したら、それらを最大限に活用する方法を探してください」 また、いろんな種類のハーブやスパイスを取り入れることも、コストを抑えつつ、食事の多様性を簡単に増やせる方法。購入してもいいし(新鮮なものがベスト。無駄にしないために、冷凍庫で保存するように)、自分で栽培することもできる。 「スパイスやハーブを加えれば、1週間で30種類の植物性食品を食べることがより達成しやすくなります。腸の健康にもいいのでおすすめです」とタイ。