スペック最強は誰だ!? 日本代表、最新メンバー能力値ランキング1~10位。久保建英、三笘薫、遠藤航…トップは?
5位:鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
生年月日:1996年8月5日 市場価値:1800万ユーロ(約28.8億円) 24/25リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト 日本代表通算成績:35試合8得点5アシスト 鎌田大地は今夏にフランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナーを追ってクリスタル・パレスに移籍した。しかし現時点ではプレミアリーグの舞台で自らの能力を最大限に発揮できているとは言い難い。 2列目と3列目のどちらでもプレーできる鎌田は、どちらも「80」以上の能力値となった「スキル」と「IQ」を武器に「攻撃」で違いを作る選手だ。精度の高い配球やワンタッチでのプレス回避を得意としており、ファイナルサードではフィニッシュとラストパスで得点に絡むことを得意としている。直近のサウジアラビア代表戦でも貴重な先制点を決めてみせた。 格下との対戦が多い日本代表では基本的に受け身に回ることがないことからボランチでの起用がハマることが多い。空いたスペースに飛び込んで攻撃に厚みを加えることを得意としており、フランクフルト時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で日本人初となる3試合連続ゴールを決めた際も3列目からの飛び出しが多かった。 一方のプレミアリーグでは、ボランチとして出場した際に「守備」と「フィジカル」不足が露呈する機会が多い。相方が潰し屋タイプであれば問題ないかもしれないが、クリスタル・パレスの場合は司令塔タイプのアダム・ウォートンが相方になるため、中盤のフィルター能力が足りない形となる。特に走力を含めた「フィジカル」能力の向上は必須で、今後の伸びしろになるだろう。
4位:久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
生年月日:2001年6月4日 市場価値:5000万ユーロ(約80億円) 24/25リーグ戦成績:9試合2得点0アシスト 日本代表通算成績:38試合5得点11アシスト レアル・ソシエダでプレーする久保建英は、現在の日本人選手で最も高い5000万ユーロ(約80億円)の市場価値を叩き出している。直近のサウジアラビア代表戦でこそプレータイムが短かったが、6月のシリア代表戦では2アシスト、9月の中国代表戦では1得点2アシストと得点に直接関与する機会が以前と比べても増えている印象だ。 久保の代名詞となっているのが、「90.2」の能力値となった「スキル」である。日本人離れの細かいフェイントを駆使したドリブル突破が得意で、対峙した選手の逆を突いて相手守備陣の間をスルスルと抜けていく。今シーズンの第2節エスパニョール戦では、右サイドから相手DFを得意のドリブルで手玉にとって華麗なゴールを決めてみせた。 今シーズンのレアル・ソシエダでは、チーム全体が不調なため得意に絡む機会が少ないが、試合を決定づける力は以前と比べて間違いなく向上しているだろう。一方の「守備」は「64.7」とやや低い数値となったが、相手のパスコースを切りながらのプレスの精度が上がっており、こちらも能力のアップが見られる。 サウジアラビア代表戦でベンチスタートとなったことから、15日に行われるオーストラリア代表戦での先発起用も考えられる。[3-4-2-1]の右ウイングバック(WB)に堂安律、伊東純也のどちらが起用されたとしても高い「IQ」を武器に好連係を築き、崩しの核を担うことができるだろうか。