スペック最強は誰だ!? 日本代表、最新メンバー能力値ランキング1~10位。久保建英、三笘薫、遠藤航…トップは?
7位:南野拓実(ASモナコ/モナコ)
生年月日:1995年1月16日 市場価値:2000万ユーロ(約32億円) 24/25リーグ戦成績:6試合1得点1アシスト 日本代表通算成績:62試合23得点11アシスト 現在29歳の南野拓実はキャリアの全盛期を迎えている。サイドで起用された際は微妙なパフォーマンスに終わることもあるが、得意としているトップ下での出場となれば彼の最大限の能力が発揮される。 南野は周りの選手との連係からの崩しが持ち味の選手で、「82.1」の「IQ」が彼の能力値で最も高い数値となった。味方選手と近い距離感でプレーすることで球離れが良くなり、ワンツーやフリーランでチャンスを演出する。所属するASモナコと日本代表のどちらでも2列目の中央で起用されており、その効果が数字にも表れている。 豊富な運動量も南野の魅力で、「フィジカル」も「79.2」と高い数値を叩き出した。ボールに触っていない状況でも常に相手DFと駆け引きをしながら動き回っており、ボールを奪われた直後には猛烈なプレスバックでボールを奪い返す献身性も兼ね備えている。 今シーズンのモナコはリーグ戦とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を並行して戦うため、積極的なターンオーバーを行っており、昨シーズンほどリーグ・アンで得点に絡むことができていない。それでもパフォーマンス自体は良く、一時期はメンバー選考から外れていた日本代表でも再び重要な存在となった。
6位:守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日 市場価値:1500万ユーロ(約24億円) 24/25リーグ戦成績:8試合1得点0アシスト 日本代表通算成績:37試合5得点4アシスト 守田英正は日本代表で、チームの“心臓”とも言えるほど替えが効かない選手だ。言葉通り「何でもできる」選手で、抜群のバランス感覚を武器に攻守において重要な役割を担っている。直近のサウジアラビア代表戦でのパフォーマンスも素晴らしかった。 周りのチームメイトや相手の状況によって柔軟にポジションを変えることができる守田は、どちらも「80」以上の能力値となった自慢の「スキル」と「IQ」の高さで相手のプレスを無効化する。不用意なロストも少なく、現在の日本代表が安定したビルドアップができているのは彼の存在が大きい。 低い位置での組み立てだけでなく、ファイナルサードでの貢献度も高く、機を見た3列目からの飛び出しで得点にも絡む。サウジアラビア代表戦でも絶妙なタイミングでボックス内へと入り、鎌田大地の先制点をアシストしていた。 ダブルボランチで相方を務める遠藤航とのバランスも良く、対人守備でボールを刈り取ることが多い日本代表のキャプテンに対して、守田はポジショニングを意識した読みを活かした「守備」が際立っている。チームの中心である2人の中盤が安定していることが、今の日本代表の好調に繋がっていると言えるだろう。