スペック最強は誰だ!? 日本代表、最新メンバー能力値ランキング1~10位。久保建英、三笘薫、遠藤航…トップは?
9位:旗手怜央(セルティック/スコットランド)
生年月日:1997年11月21日 市場価値:1000万ユーロ(約16億円) 24/25リーグ戦成績:7試合2得点0アシスト 日本代表通算成績:9試合0得点1アシスト 旗手怜央は日本代表で出場機会を確保することに苦戦を強いられている。9月の代表シリーズでは2試合連続でベンチ外、直近のサウジアラビア代表戦ではベンチにこそ入ったが、試合に出場することはなかった。 ただ、その能力の高さには間違いないものがある。所属するセルティックでは今夏に司令塔のトミー・オライリーがブライトンへと移籍したことで、よりチームの中心へと据えられており、9月にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で初アシストを記録。リーグ戦でも2ゴールを決めるなど、開幕から好調を維持している。 旗手は能力値の最低ラインが「守備」の「70」と、平均的に能力が高いのが特長だ。今年1月に行われたAFCアジアカップ2023ではセットプレーからアシストを記録するなど、キック精度の高さも魅力的。所属するセルティックでは[4-3-3]のインサイドハーフで起用されているが、緊急時はサイドバック(SB)でもプレーできる万能性も兼ね備えている。 そんな旗手が日本代表で出場機会を得ることに苦戦をしているのは、現在採用している[3-4-2-1]のシステムが影響しているだろう。遠藤航と守田英正のダブルボランチは、拮抗した戦力が相手の場合は替えが効かないほど重要な存在で、彼らとの比較では中盤のフィルター能力が足りていないのかもしれない。この評価については、チャンスを貰った際にピッチ上で覆すしかないだろう。
8位:堂安律(フライブルク/ドイツ)
生年月日:1998年6月16日 市場価値:1800万ユーロ(約28.8億円) 24/25リーグ戦成績:6試合3得点0アシスト 日本代表通算成績:53試合10得点9アシスト 堂安律は現在の日本代表で最も好調を維持している選手と言って良いだろう。所属するフライブルクではリーグ開幕6試合で3ゴールを記録。特にカットインからのミドルシュートの精度は高まっており、ファーとニアを正確に打ち分けて得点を量産している。 そんな堂安の能力値で高い数値となったのは「フィジカル」と「スキル」の2つだ。相手に身体をぶつけられても簡単にボールを失うことなく、自慢の体幹の強さでキープしつつ、狭いスペースでもロストしない技術も兼ね備えている。この武器を活かしてサイドで起点となりつつ、味方選手との連係からチャンスを演出するのが得意な形だ。 先述した通り、直近の堂安は得点関与の数が増えており、「攻撃」の能力値も「80」と以前と比べて高い数値になっている。直近の2試合でこそ得点に直接絡むことはできていないが、6月の2試合ではそれぞれ1ゴールずつ決めるなど、日本代表でも着実に存在感が増している。 日本代表が[3-4-2-1]のシステムを採用してからは、主に右ウイングバック(WB)としてプレーしており、「守備」での貢献も目立っている。サウジアラビア代表戦でも相手のストロングポイントだった左サイドに対して辛抱強く対応し、簡単にはチャンスを作らせなかった。こうした攻守における活躍は、彼の成長の賜物だろう。