J1札幌 MF荒野拓馬「最後まであきらめずに1点を取りにいく」…25日・ホーム鹿島戦
J1北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬主将(31)が、仲間の奮闘を刺激にリーグ戦で2試合ぶりの勝利を目指す。札幌は23日、ホーム・鹿島戦(25日)に向け札幌ドームサブグラウンドで調整した。 22日のルヴァン杯3回戦・J3長野戦では、後半終了間際に1―1に追いつき、PK戦にもつれ込む激闘を制した。映像で試合を見た荒野は「最後まであきらめずに1点を取りにいく気持ちは今のチームに必要なこと」と強調した。DF家泉がこぼれ球に反応し、相手DFに競り勝って押し込んだ同点弾は、19位に沈む現状打破へのヒントとする。「体ごと突っ込んででもボールを奪うとか、ゴールを奪うということはやっていかないと」と荒野。気持ちを前面に押し出し、泥くさくても1点、そして1勝を貪欲に追い求めていく。 リーグ戦の主力以外でつかんだルヴァン杯の勝利。荒野は「普段出ているメンバーも自分たちもやらなきゃいけないとなれば、チーム力も上がる」と主将らしく、チームの底上げを喜んだ。鹿島戦へ向け「リーグ戦もしっかり結果をつかめるようにやっていきたい」と気合を入れ直していた。(砂田 秀人)
報知新聞社