【レクサスNX試乗】最新アップデート版のNX350に乗りながらNXのベストバイを模索した結果…
標準装備が充実しているレクサスとはいえ、やはり上級モデルは安全装備が高機能。「緊急時操舵支援」はすべての「NX」に装備されますが、「250」と「350h」のスタンダードモデルを除いてココが「アクティブ操舵機能付き」となり、さらに「フロントクロストラフィックアラート」(FCTA)+「レーンチャンジアシスト」(LCA)が組合されます。
ちなみに快適装備のムーンルーフやパノラマルーフ、ハイエンドサウンドシステムのマークレビンソンは全モデル選択可能なオプションです。最初に決めるべき悩ましいモデル選択は未来のレクサスオーナーに委ねられます。
試乗車は「NX350Fスポーツ」。このモデルは「Fスポーツ」と「オーバートレイル」の2機種しか設定のない個性派モデルです。駆動方式はAWD一択。パフォーマンスはシリーズ最強の最高出力279ps(205kW)/6000rpm、最大トルク430Nm/1700-3600rpmですから、昭和なオジサンなら懐かしい280ps規制時代を思いだすかもしれません(笑)。
ドライブルートは高速道路6割、田舎の県道2割、都市部2割で総走行距離は約250kmです。ラインナップ中もっともエコなイメージはありませんが、燃費計を見ると意に反してなかなか10km/lを割りません。トランスミッションはトルコン採用の8速ATですが、ロックアップ&コースティングを繰り返し侮れない実力をもちます。
無論、ボンバーなラリーカー気分でアクセル強めに踏み込めば一桁燃費になりますが、自制心さえキープできれば燃費が悪いとはいえず、むしろ高パフォーマンスの対価と言えそうな感じ。ちなみにWLTC市街地モードは8.7km/lで総合ですと11.7km/lというのが公称値。
ドライブモードが任意に設定できるカスタム含め5段階設定されるのも「NX350」の特徴です。もっともオトナシイのはエコですが、20インチのランフラットタイヤのバタツキ感が気になったのでノーマルとスポーツSを使い分け走行。ネガな印象が消えます。