クリッパーズで主力を務めるレナ―ド[写真]=Getty Images

　7月8日（現地時間7日、日付は以下同）。ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードが、アメリカ代表のトレーニングキャンプが行われているラスベガスで少数のメディアへ現状を語った。 【動画】昨シーズンにレナードが決めたハイライトプレー集！ 　2012年にアメリカ代表の練習相手を務めるセレクトチーム、2015、2017年には同代表のトレーニングキャンプへ参加してきたレナードにとって、今回念願のオリンピックデビューを飾ることとなる。 　昨シーズンにクリッパーズ加入後最多の68試合へ出場したレナードだが、レギュラーシーズン最後の8試合を右ヒザのケガで欠場、「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンドでは第2、3戦こそ出場するも、右ヒザ炎症のため途中で戦線離脱していた。 　レナード自身も、トレーニングキャンプを含めてアメリカ代表の活動に参加できない可能性があることは認識していたのだが、右ヒザの状態が良くなったことで状況が好転したという。 「時間はかかった。けどこの2週間で状況が好転したんだ。だから今の僕は参加できている。楽しい時間を過ごすことができているんだ」 　パリオリンピックへ出場するアメリカ代表のフォワード陣には、レブロン・ジェームズ（ロサンゼルス・レイカーズ）、ケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）、ジェイソン・テイタム（ボストン・セルティックス）といったスーパースターたちがロスターへ名を連ねている。 　それでも、201センチ102キロのレナードは攻防両面で貴重な働きをすることができる実力者。キャリアを通じて数々のケガに悩まされていることは否定できないが、レナードはこう話す。 「それも僕の旅なんだ。僕だってそういう状況に身を置きたくはない。けどそれが現実であり、受け止めないといけない。たくさんの人たちが見ていて、応援してくれる人たちや疑っている人たちもいるけど、僕は多くの人たちへ刺激を与えている」 　レナードがロスター入りしているアメリカ代表は、11日にカナダ代表とのエキシビジョンゲームが予定されている。