文科省・保健統計調査 高校生の視力「1.0未満」が8割
文部科学省が行った昨年度の学校保健統計調査によりますと、裸眼の視力が1・0未満の県内の高校生は84.9%で初めて8割を超えました。 文科省では、毎年全国の幼稚園児から高校生までを対象に、発育や健康状況の調査を実施しています。昨年度県内では160校の約6万4000人を対象に行われました。 調査結果によりますと、裸眼での視力が1・0未満の割合は、小学生が35.8%、中学生が63.7%でしたが高校生は84.9%となり前の年度より15ポイント以上悪化しました。 公立学校でも「一人一台」の学習用端末が配備されるなど、デジタル機器を利用する時間が増えていることも背景にあるとみられます。 文科省では、目を画面から30センチ以上離すなど、健康状態に配慮した活用を呼びかけています。 一方、虫歯のある子どもの割合は、いずれの年代も前の年度より改善したものの、県内の中学生は全国平均を上回る結果となりました。 県教育委員会では、県歯科医師会などと連携して各学校での啓発を進める方針です。