「洗濯乾燥機」の電気代、ドラム式と縦型だったらどっちが安い?
浴室乾燥機、衣類乾燥除湿機と電気代を比較してみた
洗濯乾燥機以外にも、浴室乾燥機、衣類乾燥除湿機などで衣類を乾燥させることができます。そこで、この2つの電気代とも比較してみましょう。 その前に、乾燥だけの比較なので、先述の「ドラム型ヒートポンプ式」の洗濯乾燥機の乾燥のみの電気代を算出してみます。 製品仕様を見ると、洗濯時の消費電力量は68Whとなっており、890Whから差し引くと乾燥のみでは822Whになります。電気代を計算すると約26円になります。 浴室乾燥機 ここでは、パナソニックの「浴室換気乾燥暖房機 FY-13UG7E」を例とします。 カタログによると、2kgの衣類を乾燥時間2時間5分で使用した場合の電気代は81円、3kgの衣類を乾燥時間2時間20分で使用した場合の電気代は91円となっています。 衣類の量によっても変わってきますが、電気代は高め。また乾燥中はお風呂に入れません。ただ浴室乾燥機の場合、ハンガーにかけて乾燥させるのでシワにならない、形崩れを防げることがメリットです。衣類の種類によって使い分けるとよいでしょう。 衣類乾燥除湿機 衣類乾燥除湿機とは、除湿機の一種で、衣類を乾燥させるための機能が付いたもの。部屋干しをする人にとって重宝する空調家電です。 パナソニックの「衣類乾燥除湿機 F-YHX200B」を例とします。 製品仕様によると、1回あたりの電気代の目安は標準で12円となっています(1時間あたり10円、乾燥時間72分)。 最も電気代が安いのは? 電気代は洗濯乾燥機が26円なので、衣類乾燥除湿機の12円が最も安くなりました。衣類乾燥除湿機には、浴室乾燥機と同様にシワにならないなどのメリットがありますが、一方で、物干しスタンドに干す手間がかかる、部屋を占拠するなどのデメリットもあります。 3つの乾燥機を比較すると、電気代が少ない順に「衣類乾燥除湿機」「洗濯乾燥機」「浴室乾燥機」となりました。手間がかからないのは洗濯乾燥機ですが、生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。