甥っ子の出産祝いに「1万円」包んだら、兄から「自分は3万円包んだ」と聞きビックリ! 出産祝いに1万円は少ないでしょうか? 兄と金額に差がついてしまい、渡すのをためらっています
出産祝いを贈る際、職場や友人間ではある程度相場が決まっているため金額に迷うことは少ないかもしれません。 しかし親族間では金額がダイレクトに比較されやすいため、きょうだい間で金額の差が生じると不安になってしまいますよね。そこで本記事では、親族ならではの出産祝いの金額や贈る際のマナーについて解説します。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
出産祝い金額の相場
一般的に、出産祝いの金額の相場は図表1の通りです。贈る相手との関係性により異なってきます。
<図表1> 筆者作成 甥っ子に対して1万円の出産祝いを包むことは相場の範囲内であり、一概に「少ない」とは言えません。 また出産祝いは贈り主の年齢、既婚か未婚かでも変わってくるため、相場はあくまで1つの目安として考えておいていいでしょう。
甥っ子の出産祝いに悩む理由
甥っ子との関係性は人によってさまざまなため、お祝いの金額や贈り物について悩むケースは多々あるでしょう。 甥っ子といっても、例えば「小さいころから面倒を見てきた」「日常的に交流がある」といった親密な関係もあれば、「年に数回しか会わない」「年賀状でしか近況を知らない」といった疎遠なケースもあります。 たとえ甥っ子自身とはあまり接点がなくても、甥っ子の親である兄弟姉妹との関係が良好であれば、親族としてのつながりを深く考慮する必要があります。つまり、甥っ子個人との距離感だけでなく、兄弟姉妹との関係も含めた総合的な判断が求められるわけです。
きょうだいで金額の差が気になる理由
きょうだいでどちらか一方が高額な金額を包んでいた場合、相対的に自分が包んだ金額が少なく感じてしまうことはあるでしょう。特に金銭面ではその差が顕著に感じられるため、自分が少ない場合は不安に思うのも無理はありません。 しかし、「出産祝い」は自分と贈る相手との関係性が重要です。きょうだい間で金額に差があったとしても、不思議ではないことを念頭に置いておきましょう。
甥っ子の出産祝いに「2万円」包んでもいい?
きょうだい間で金額の差が出た場合「1万円と3万円」の間をとって「2万円はどうだろう」という考え方もあるはずです。 しかし、贈答マナーとして偶数(2で割り切れる数字)は縁起が悪いとして避けられているため、躊躇してしまう金額です。できることなら奇数に越したことはないですが、近年ではそこまで気にしない人も増えてきています。 親しい身内の間柄なら1万円札2枚で2万円を渡すケースもあるようですので、無理のない金額を設定することが大切です。それでも気になる場合は「1万円札と5000円札を2枚用意しお札の数を奇数にする」といった方法もあります。 ただし「4」「9」は忌み数とされるため、関連した金額やお札の枚数を用意しないように注意しましょう。