イスラエル軍がガザ空爆、少なくとも34人死亡 停戦交渉続く
[カイロ 10日 ロイター] - イスラエル軍は前夜から10日未明にかけてパレスチナ自治区ガザ全域に空爆を行い、少なくとも34人のパレスチナ人が死亡した。ガザの救助隊が明らかにした。イスラエルの戦車はガザの中、南部に進攻した。 空爆により、ガザ北部のベイト・ハヌーンで建物への空爆で少なくとも25人が死亡、負傷者も多くでている。中部のヌセイラート難民キャンプで少なくとも7人が死亡したほか、南部ラファでは2人が死亡した。 ガザ保健当局によると、イスラエルによる攻撃でこれまでに4万4700人以上のパレスチナ人が死亡した。 イスラム組織ハマスは10日、柔軟性を示していることから停戦に向けた仲介者による努力が強まっているとしたが、交渉内容は明らかにしなかった。 調停について知るパレスチナ当局者は、ハマスがガザ地区の各勢力に対し、拘束したイスラエル人と外国人の人質氏名を生死にかかわらずリストにするよう求めたとし、交渉進展の可能性を示していると語った。