阪神オーナーに阪神電鉄会長の秦雅夫氏「勝つため協力惜しまない」 阪急出身者からバトン
プロ野球阪神は13日、杉山健博オーナー(66)が退任し、後任に阪神電鉄会長兼球団会長の秦(しん)雅夫氏(67)が就任すると発表した。球団会長も兼務する。令和7年1月1日付。 大阪市内で会見した秦氏は「約8年前に阪神電鉄社長就任を引き受けたときよりも、プレッシャーを感じている」と述べた。交代の理由について、杉山氏は昨季にリーグ優勝と日本一を達成し、今オフに藤川球児監督の新体制がスタートしたことなどを挙げ「この時期が最適」と説明。秦氏は「勝つための協力は惜しまない」と強調した。 秦氏は京大卒で、昭和56年に阪神電鉄入社。人事や総務部門が長く、平成18年の阪急阪神ホールディングス(HD)発足時は取締役を務め、阪神電鉄社長、阪急阪神HD副社長を歴任した。 杉山氏は2年前、阪急電鉄出身者として初めて、球団オーナーに就任した。