「サイト利用料が未払いに…」3回にわたる電話で計100万円だまし取られる特殊詐欺被害 愛媛
愛媛県松山市に住む40代の会社員の男性が、通信会社や行政機関などを名乗る男らから現金100万円をだまし取られる詐欺被害がありました。 警察によりますと、今月26日、男性の携帯電話にNTTファイナンスを名乗る自動音声の電話があり、「民事裁判の手続きをしています」と言われたため、指定された番号を押すとNTTファイナンスを名乗る男が出て、「サイトの使用料金が未払いになっている」「30万円を支払ってください」などと言われたということです。 これを信じた男性は2回にわたり、市内のコンビニエンスストアのATMから相手が指定した口座に30万円を振り込みました。 その翌日にも、行政機関を名乗る男から電話があり、「調べてみると他にも未払いがある」などと言われ、男性は金融機関のATMで指定された口座に50万円を振り込みました。 さらにその翌日、今度は政府関係者を名乗る男からの電話で、「未払いが訴訟になっている」「それを回避するために保険に加入する必要がある」などと言われ、ATMから20万円を振り込み、男性は合わせて100万円をだまし取られました。 男性が家族にこのことを話したところ詐欺ではないかと言われ、警察に相談し被害が発覚したということです。男性は被害届を提出し、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。 警察は「NTTファイナンス」などを名乗る電話やメールによって、金銭をだまし取ろうとする特殊詐欺が多発しているとして、注意を呼びかけています。