高校野球 盛岡誠桜の校長に異例の無期謹慎処分 不祥事に対し高野連の調査要請を拒否 進言の野球部指導者を脅す
日本学生野球協会の審査室会議が6日、都内で開かれ、盛岡誠桜の校長が日本学生野球憲章違反で9月7日から無期謹慎の処分が下された。 同校長は県高野連などの複数回の調査要請を拒否し、野球部の指導者が調査・報告を進言するも頑なに拒否し、雇用の問題を匂わせ脅かすような発言もあったという。現在は教頭が代行して最高責任者を務めている。 「学生野球憲章には校長は指導者であり最高責任者。そのため事件があった場合は、校長が調査して県高野連に報告する義務がある」とし、「高野連の亀井へ任意。加盟するならば憲章を守る義務がある」と違反についての説明がなされた。 同校の硬式野球部を巡っては、複数の元部員による引退後の飲酒・喫煙、部員に対する監督の暴言やハラスメントが疑われ、日本高野連が複数回にわたり調査を要請。だが、不祥事の疑いに関する調査報告要請に応じなかったとして、日本学生野球協会が校長を謹慎処分にし、それに対して校長が処分の撤回を求めて会見するなど、騒動となっていた。 6月の会議では前副部長(今年2月盛岡誠桜を退職)が暴言や口止め、深夜の正座強要など、不適切行為や虚偽報告があったとして、除名の次に重い無期謹慎に。63歳の監督も「ぶっ殺すぞ」と腹部を叩くなど、暴力や暴言があったとして無期謹慎の次に重い2年間の謹慎処分が下されていた。