ビルの間から立ち上る白い煙。 札幌・ススキノにあるビルで起きた爆発火災を捉えた映像です。 現場では消防による放水作業が行われ、その活動を見守る人で騒然としました。 爆発火災が起きたのは、26日午後3時20分ごろ。 現場は札幌市の繁華街ススキノのにある6階建ての複合ビルです。 そのビルの2階を映した映像を見ると、建物内部が炎で真っ赤に染まっているようにも見えます。 繁華街で起きた爆発火災。 事件の可能性も浮上しました。 出火直後の現場を捉えた映像には、消防のはしご車がビルの中に残された人を救助する様子が捉えられています。 出火直後の現場に居合わせた人は、当時の様子を「買い物から出てきたら物が落ちてくる音がしたので、解体工事をやっていると思ったら火がすごい勢いで上がっていて。衣服に火がついた女性2人が避難してきて、それを従業員の方なのかな、必死に介抱していました。非常に危ない状況でした」と話します。 これまでに、少なくとも20代から50代の男女4人が全身をやけどするなどして病院に搬送されました。 火は119番通報から約50分後の午後4時10分にほぼ消し止められました。 爆発火災の原因について、市民防災研究所の理事・坂口隆夫氏は「原因としては二つ考えられる。一つは都市ガス等の可燃性ガスが漏れていて、なんらかの火種によって着火して爆発火災が起きたのか、もう一つ考えられることは、誰かがガソリン等の可燃性の液体をまいて火をつけたのか、それで火災になったのか。この二つの要因が考えられると思います」と推測します。 警察は何者かが火を付けた可能性もあるとみていて、病院に搬送された中に、火が出た経緯を知っている人がいるとみて調べています。