【警戒】“マーキング”にご用心!インターホンやポストに不審な“印”は犯罪のサイン?専門家「何らかの犯罪に使われる可能性」
マーキングされやすい場所と見つけたときの対処
綜合警備保障会社のALSOK(アルソック)によると、「M」は男性、「W」は女性、「S」は1人暮らし、「F」はファミリーなど、様々な種類のマーキングがあるといいます。 これらはあくまでも一例で、犯罪グループによりマーキングが異なる場合もあるため、覚えのない文字や記号を見つけたら要注意です。 マーキングされやすい場所として、今までは表札やインターホン、ポスト、電気・ガスメーター周辺などが一般的でしたが、最近では住人に見つからないよう、家周辺だけでなく、私道の入り口や、道路標識などわかりにくい所にマーキングする手口も登場しているそうです。 もしこのようなマークを見つけた場合、以下のような対処が有効です。 ・警察への相談や証拠として、周囲の状況もわかる形で鮮明な写真を撮っておく ・緊急性のない相談や報告を受け付けている、警察の相談窓口「#9110」に連絡 ・写真を撮ったらマークを全部消す。油性ペンの場合は除光液、シールの場合はシール剥がしなども使って徹底的に消す こまめにチェックして、“書かれたらすぐ消す”を繰り返していると、犯罪グループに対して、「警戒心が高い」というアピールにもなります。 犯罪ジャーナリスト 石原行雄氏: 基本的には、見つけたら「消す」と。消すことによって、私たちはあなたのこと気づいていますよということで、犯罪者に対するアピールになると。防犯意識の高い家ですよと。 橋下徹弁護士: オートロック付きのマンションでも、見落としがちなところはありますか?安心しないようにというか。 犯罪ジャーナリスト 石原行雄氏: オートロックがついているとどうしても油断しがちで、例えば警察庁の犯罪統計を見ますと、無施錠で空き巣に入られるケースが非常に多いんです。例年40~50%で。やはり、オートロックなんかですと、例えばごみをマンション内に捨てに行くときも「1、2分だから、4、5分だから」と鍵を閉めずに行くとか、高層階ですとベランダの窓を「どうせ人が入ってこないし」と、鍵を閉めなかったりするんです。そうすると、中に入って屋上からベランダに降りて侵入するという手口が実は結構あるんです。 橋下徹弁護士: オートロックのところに(犯人が)入ってきてしまうんですか? 犯罪ジャーナリスト 石原行雄氏: そうですね、プロの窃盗であれば3分、5分あればもう一仕事できてしまいます。それこそ住人の方が出入りするときに、ちょっと宅配便のふりをしてさっと横から入るということもありますから。 倉田大誠アナウンサー: (防犯の)プラスワンをいきなりやるのは難しいかもしれないので、まずはマーキングですよ。書いてあるかどうか、家の周囲をチェックする、きょうまずやっていただきたいなと思います。 (『めざまし8』 2024年12月16日放送より)
めざまし8