アニメ「銀魂」OP曲歌う大阪発ガールズバンド「ЯeaL」奮闘中
3rdシングルは「銀魂」OP曲に
「銀魂」OP曲歌う大阪発ガールズバンド「ЯeaL」奮闘中 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
銀魂のオープニング歌ってます──。大阪を拠点に活動するティーンズガールズバンド「ЯeaL(りある)」が今月1日に3rdシングル「カゲロウ」をリリース。この曲はアニメ「銀魂」のオープニング(OP)テーマとなっており、さっそく話題を呼んでいるという。昨年3月に高校を卒業してから1年で人気アニメのOP曲を歌う彼女たちの奮闘ぶりを聞いてみた。
デビュー時は千林商店街と地元密着コラボ
ЯeaLは、ボーカルのRyoko、ギターのYurika、ベースのFumiha、ドラムスのAikaをメンバーに昨年3月9日、シングル「秒速エモーション」でメジャーデビューを果たした。 デビュー時は大阪でも指折りの商店街「千林商店街」のアーケード下に大きなフラッグを掲げ音楽を流すなどのコラボを展開し、地元に親しまれた女子高生(当時)バンドとして話題に。 大阪城野外音楽堂でデビューライブを行い多くのファンが駆けつけるなど「大阪発のガールズバンド」らしいスタートを切った。「THE SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」というイメージして作った2ndシングル「仮面ミーハー女子」も同世代を中心に共感を呼ぶなど、一歩一歩前進を続けている。
「カゲロウ」実は1番と2番は違った時期につくった?
そして今回の3rdシングル「カゲロウ」は、人気アニメのOP曲に。だが、元々この曲はRyokoが昨年1番だけ作っていたものだという。 「ちょうど、高校を卒業する時期に1番を書き下ろしてました。その時ってデビュー前の不安な時ですごいネガティブな歌詞やったんですけど」と苦笑しながら振り返るRyoko。しかし、その曲が採用されることが決まり、2番を書き下ろした。 1番と2番の作る時期は約1年近くの期間が空いたが、作る時のテンションなどは違ったりはしないのだろうか。Ryokoは「デビューから1年たって、いいことも悪いこともというか光と闇もすべていろんなことがありました。けど、いろんな人とかかわって、どんなに報われなくても、それでも生きていこうって思ったんですよ。それがそのまま歌詞にできたかなぁ」と話す。 作った時期は違うが逆にデビュー前の不安でそわそわしていた気持ち、そしてこの1年、様々なことを学び経験を積んだ上での気持ちとが合わさったこの曲は、Ryokoいわく「ネガティブやけどポジティブな曲になった」という。 「ЯeaL」を知るファンらにとっては、この曲は彼女たちがこの1年、積み上げてきたものがそのまま歌に表れていると感じるのかもしれない。